2020年5月18日(月) 22:00~22:54 放送
磯田先生の歴史に学ぶ 新型コロナとどう生きる?
100年前のインフルエンザパンデミックの時、最初は新聞もほとんど取り上げていなかった。
当時舞台の演出家として有名だった、島村抱月が死んでから、各家庭でもこのインフルエンザが、恐ろしくたちの悪い病気であると、気をつけようと言い始めた。
スペイン風邪は1918年から世界中に猛威を振るったインフルエンザ。日本でも8月下旬に流行が始まった。3ヶ月後島村抱月が急死。
その後、恋仲にあった、大女優の松井須磨子が後追いで命を絶った。
国民が、危機感を抱くようになったという。
著名人の死。身近に知っている人が死ぬということが、病気への備えが進むという悲しい歴史がある。
ちょっと、一息つきそうでも、過信しない方がいいと思っています。
首相 原敬がインフルエンザにかかっていました。その書に、
「人間の命は儚い。それと関係なく桃の花は咲いているし、流れていく水はとうとうと流れていく春だ。」
お家で観光気分:京都から知られざる日本を探る
京都 南禅寺順正 湯豆腐
絹こしではなく、ぷるぷる、やわらかい木綿豆腐。
京都の地下水は、超軟水。ミネラルが少ないので、ゆっくりなので、やわらか。
一般的な豆腐は、固まるスピードが速いと隙間が多くなり、固い食感になる。
裏京都グルメ うなぎ
京都 花遊小路 江戸川
江戸時代には、京都の四条河原町に鰻の蒲焼きの露天が多く出ていた、
今の、開いてある鰻とは、違っていた、食べ方。
ぶつ切りにして、串焼きが、蒲焼きの由来。ガマ(蒲)の穂の形をしていた。
卵料理 名店巡り
・京都市 喫茶マドラグ
オムレツを作って、厚切りパンにのせ、
12cmにもなる、超分厚いコロナの卵サンドイッチ 800円
・京都市 八起庵
鴨なんばと玉子かけご飯 2090円
1000年くらい前から、貴族が玉子を食べている。
後白河法皇、平清盛の時代は、位の高い人しか、口に出来なかった。
「源平盛衰記」に七條修理太夫信隆は、ニワトリを千羽飼い、四、五千羽も有する。
卵が、庶民に拡がったのは、約200年前の江戸後期、お値段は、1個1000円にも、高かった。
たまごふわふわの作り方
静岡県袋井市 遠州味処 とりや茶屋
京都2条城で、徳川家光が後水尾天皇に振る舞った料理。
究極のおもてなし料理を再現。
1.昆布と鰹節で出汁を作り、漉してから、土鍋に
2.塩と薄口しょう油で、味付け
3.たまごは、1個だけ。卵白と卵黄に分ける。卵白を2分間白くなるまで泡立てる
4.卵黄を入れ、少しかき混ぜて、沸騰させた出汁に入れ
5.すぐにフタをして、火を消し10秒蒸す
—-意外にふくらんだね。たまごふわふわの完成
磯田先生が行きたい裏京都
信長の刀 義元左文字の謎の文字
京都市 建勲神社にある、信長の刀を描き出した、押形
信長⇒秀吉⇒家康が所持したことから天下人の刀と言われる。
刀剣に刻まれた文字「義元討捕刻……」「織田尾張守信長」
今川義元を討ち取ったとき持っていた刀 桶狭間の合戦の永禄3年5月19日
信長が今川義元から奪った刀。尾張守がおかしい。疑わしい。
秀吉の時代に銘を切った。
「義元左文字を持っている者が天下人という物語を持った刀の中の刀」
消えた信長の遺体の謎
京都市阿弥陀寺 信長に一番似ている木像。織田信長と嫡男 信忠の 墓がある。
織田信長の遺体がどこに行ったのか?
「信長公阿弥陀寺由緒之記録」には本能寺の変の後、青玉上人(せいぎょく 阿弥陀寺を開祖した人、織田家で信長と共に育てられた僧侶)が駆けつけていた。
垣を破りて、寺内にようやく駆けつけ、……御切腹……
お寺の中で会ったのは10人余り……
藪の中で卒塔婆のようものを集めて、それをたき木にして、信長の遺体を燃やしていた。
火葬は出家の役であるので渡してくださいと言って、遺体を持ち去ったのは、青玉上人。
このとき明智軍13000人いたはず。本能寺の僧のふりをして、信長の遺体を阿弥陀寺に隠し持ち帰った。
本能寺の変 謎のキーマン木俣守勝
京都市 井伊美術館
明智光秀にまつわるお宝
・井伊家の家老がまとめた伝承集の中に、本能寺の変の前に、光秀が指示したこと、足元に脚絆があるか見て斬れ(信長軍はつけていない)
・明智近景(ちかかげ)……備前の長船近景とされる日本刀(館長が、近年発見)、保存状態が良い
・光秀が去って行く家臣(木俣守勝 きまたもりかつ)に贈った餞別品の一覧
木俣守勝は家康に仕えていたが、光秀の家臣になり、本能寺の変の1年前、家康の元へ、
退職金替わりに、甲冑一式、脇差 明智近景、大判金2枚、鞍付きの馬
木俣守勝は小納戸役、秘密文書を扱う秘書室長だった。
本能寺の変の前に、強大な敵、武田家の家臣を家康軍に、再就職させ、引き連れてくる。武田家と太いパイプを持っていた?
光秀は、木俣守勝を通じ武田家と内通していると、信長に疑いの目を向けられた。
専門家が注目した、裏・二条城 「これ前に見てた!」
京都二条城 信長より怖い家康の本性 天守2つの謎 2月3日の内容は
二条城の虎の障壁画や薄暗い空間は徳川家の権力の大きさを実感させた。
鶯張りの音は、徳川方が、大名を動きを把握するため。etc..
▽まとめ&感想
磯田先生の歴史に学ぶ 新型コロナ。流行が始まって3ヶ月後島村抱月が急死。その後、恋仲にあった、大女優の松井須磨子が後追いで命を絶った。著名人の死。身近に知っている人が死ぬということが、病気への備えが進む。
裏京都グルメ 湯豆腐・うなぎ・超分厚いコロナの卵サンドイッチ・玉子かけご飯
たまごふわふわの作り方。
信長の刀 義元左文字の謎の文字・消えた信長の遺体の謎・本能寺の変 謎のキーマン木俣守勝