所さん!事件ですよ「交通事故が急増!魔の交差点の謎」 ▽こんな話

NHK総合 2022.6.16
丁字路が新しい道路が作られ十字路になり 優先道路が変わり事故多発☆信号機設置の要望も 次の信号と150m離れていないので設置できず見誤る恐れ☆信号機が大好で自らプログラミングして点灯させた中学生や☆自動運転時代の最新型スマート信号機も登場。

【司会】所ジョージ 木村佳乃 ホルコムジャック数馬
【出演】元警察官 熊谷宗徳,名古屋大特任助教 小嶋理江,信号機愛好家 丹羽拳士朗【語り】吉田鋼太郎

丁字路が新しい道路が作られ十字路になり 優先道路が変わり事故多発

千葉県 東部の横芝光町(よこしばひかりまち)に交通事故が相次ぐ「魔の交差点」があるという。
その数は 年間 およそ30件にも上る。
道幅も広く 見通しもいい。交通量も多いようには見えない。通学路にもなっているらしく子どもたちが次々に横断していく。
交差点に面した家の住民に聞いてみると「家の塀に何回か突っ込まれたことがある。今年の1月に車突っ込まれて修理が終わったばかりです」
男性はそのときの写真を撮っていた。車が2台突っ込んできている。片方がノンブレーキで大きな衝突音がしたそうだ。
実は このブロック塀 去年9月にも追突され 修理したばかりだったという。花壇に車が突っ込んできて 植えたばかりのバラを 台なしにされてしまったことも。
子供達が事故に遭わないのも たまたま、いつ巻き込まれるかも 恐ろしい。

2年程前から事故が急に増えたのは、丁字路が十字路に変更になってから。
以前は東西に走る道路が優先道路だったが、北側に新たな道路が開通し十字路に、南北に走る道路が
優先道路となり 一時停止線が 新たに設置された。

(所)習慣が変わっちゃうよね。
(木村)それは ちょっと間違えちゃうかもしれませんね。

しかし 一時停止せず 以前と同じように直進するドライバーが 後を絶たず事故が多発するようになった。
「今まで通っていた方が 優先道路のままだと思い込んで 図らずも一時停止を無視した車と こちらの
優先道路をそのままのスピードで走ってきた車が 出会い頭にぶつかって 事故がよく起きています。」

そんな中 住民たちは 信号設置を要望していた。
去年6月 バイクと車が衝突し バイクを運転していた男性が 死亡する事故が起きた。

信号機設置の要望も 次の信号と150m離れていないので設置できず見誤る恐れ

住民たちは 県の公安委員会に信号設置の要望書を提出することにした。
警察は「止まれ」の標識や 「一時停止」の看板などを設置してはいた。ところが 千葉県警の担当者が電話で伝えてきた回答は「設置できない」というものだった。警察庁が定めた指針によれば 信号設置の条件として 隣接する信号機との距離が原則として150m以上離れていること。
実際 問題の交差点から 最も近い信号機までの距離を測ってみたところ 115mで 明らかに 150m未満だった。
千葉県警は「隣接する信号機と見間違える恐れがあるため設置できない」と説明したという。

今回 改めて 番組で 千葉県警に問い合わせたところ 「隣の信号機と見誤る恐れがあり 事故を誘発してしまう可能性がある」ということで設置は妥当ではないということでした。

(元千葉県警交通事故調査官 熊谷宗徳)
信号機を設置してほしいという要望は多いんです。 一方で近くの信号機と見誤ったために起きる事故も多い。一概に信号を増やせばいい訳ではない。
近くて見間違えそうな場合 連動させ同じ信号サイクルにする。住民が信号機の設置を要請し続けることで警察が動くことがあるので 諦めないで訴えてほしいなと思ってます。

(信号機愛好家 丹羽拳士朗)
連動して動かすっていう方法もあると思うんですが ここの交差点 見ると奥の交差点が 交通量の多い国道との交差点になってて 国道側の青の時間を長くしなければならないので 連動させるとうまくいかないという背景があると思う。
連動はしなくても 奥の信号を見せない工夫をした信号 通称「ルーバー」とかって呼んでるんですけど
横に スリットというか網みたいのが入っていまして 交差点から離れていると色が分からない。
信号機の近くに来ると 何がついているか分かる。

(所)止まらなきゃいけないものを置く 例えば 凸凹で ガタガタだから ブレーキかけなきゃいけないんだなとか。

(名古屋大特任助教 小嶋理江)
錯視を利用して 道を狭く見せて 減速効果を狙った路面標示をするという手もある。
あとは ユニークなもの「あっ!」と大きく路面に書いた標示 で減速効果を狙ったものも。

(所)優先道路 「優先」って言葉をなくして 片側は こちらは「遠慮」っていうのはどうなの?
「優先」っていうと 何か権利が上だみたいになるじゃない。

信号機が大好きな少年

全く別の理由で信号機を欲しがる人たちを見つけました。
ディレクターが向かった先は 佐賀市役所。
2年前 「いらなくなった信号機 譲渡してもらえないか?」というメールが届き、佐賀市では廃棄予定だった 車両用4基 歩行者用8基を一般競争入札に売り出してみた。
すると 入札会場には 県内だけでなく 福岡や熊本 遠く兵庫からも落札希望者が駆けつけたのだ。
廃棄するにも 数万円の費用がかかるところが 合計 23万8, 079円の売り上げになったという。

落札した物を訪ねてみると、ニュース映像にも映っていた 中学1年生の たろう君で、買ったのは車両用1つと歩行者用2つ 部屋の中に信号機を置いていた。
(木村)大きいですね 所さん。

さらに、点灯するタイミングも本物さながら 車両用の信号機が赤になると 少し 間を空けて 歩行者用が青になる。
たろうくん「この青いのがマイコン、これでプログラミングしています。結構大変でした」

購入したときは もちろん 電気はつかなかった。
たろう君はプログラミングの教室に通い 鉄道模型の技術も応用。1か月がかりで 再び転倒させることに成功。
「青いいおじさんがスーツを着ているのに ルンルンと歩いている感じがスゴイ楽しそう」

家の中で点灯する信号機、家族は「まぶしい、熱いですし、プログラミングしてチカチカ変わるので大変です」
自慢ポイント 「銘板」がついていて 製造年月 昭和64年1月製 1週間で平成になったため 極めて珍しいのだという。

街なかで見た構造物を 自分で作るのが好きだったという たろう君。
小学6年生のときには このLED信号機を手作りした。
「信号機は光る、光ることが好きで 雨でも風でも猛暑でも台風でもずーっと 皆の安全守ってくれ すばらしい

そんな たろう君の最大の楽しみは、信号機の撮影。出かけも 気付けば 信号機撮影会と化してしまう。
前後左右 あらゆる角度から 信号機を撮影していく。
たろう君の夢。 それは「信号機メーカーで働くこと」
(木村)絶対 就職できますよね。

(所)これが引き金になって いろんなもの調べてっで 成功する。成功体験もできるし。勉強するもんね。好きだから。

(小嶋)夢中になる 没頭するのは本当にすばらしい。信号機を復活させることで 達成感 有能感を得て ますます好きになる ポジティブルーティンが生まれてるかな。

(丹羽)自分も信号機持っていて 残念ながらつかない。しかも ちょっと 機械に弱いので 自分ぜひとも たろうくんに教えてもらって 家の信号機動かしたい。

未来のスマート信号機



信号機愛好家の丹羽さん 全国47都道府県で 信号機を撮影してきた。これまで見てきた信号機の中から イチオシのものを紹介していただきます。

(丹羽) 宮城県にあるものなんですが 車用と 歩行者用の信号が 全部くっついて 一体になってる信号機です。(四方が車用信号機で 内側に歩行者用) 交差点の真ん中に設置されている。自分ら信号機マニアでは
「UFO型」なんて呼んだりします。交差点が すごい狭くて電柱とか それから 信号機がちゃんと設置するような場所が確保できないときに設置しています。

(丹羽) これもちょっと特殊で 沖縄の那覇にある信号
←方向 ( 2段の信号に1文字づつ)
1車線
ここの この交差する道路が通勤時間帯だけ車線の数が変わる。リバーシブルレーンで 点滅時に左折したら、今の時間は1車線ということで 通勤時間だけ点滅する。

(所)観光客の人がレンタカー借りたとき ちょっと 気をつけてもらいたいよね。 地元の人は分かってるからいいけどね。

熊谷さん VTRでは 老朽化した信号の撤去。廃棄 っていう話が出ていましたけれども、これって 全国的によく行われていることなんですか?

(熊谷)実は信号機の老朽化 大きな問題になっていて、老朽化した信号機が誤作動を起こすと事故が起きてしまう。例えば 車両用が4つ 歩行者用が8つの 信号機の撤去・更新には 500万円ほどかかってしまうので 予算の関係で更新が進んでいない所も多い。

町なかで 老朽化してしまって おかしく点灯するする信号機 見つけたらどこに言えばいいんですか
まず 110番 それが起こると 事故が起こる可能性が一番高いんで やっぱり 即110番して欲しい。

信号機の世界も思ったより奥が深いようですが。
未来のスマート信号機見つけちゃいました。

訪ねたのは埼玉 久喜市にある信号機メーカー 全国の信号機のおよそ3分の1を製作しているという。
青木吉憲部長の案内で 最新の信号機を見せてもらう。見た目はごく普通の信号機のようだが…。
そこに 1台のカートが現れた。聞けば 自動運転で走行。
あえて カートの進行方向に歩いていくと、ピタッと止まった。
信号機と連携していて 小型のカメラを内蔵している信号機です。

このスマート信号機、カメラで捉えた映像から 交差点付近の 車や人の動きを把握し 自動運転車に伝えているというのだ。
近年 開発が急ピッチで進む自動運転車。
中でも 困難なのが 交差点を右折する技術。例えば右折の際 対向車線が 渋滞していると 視線を遮られ
飛び出しなど 不測の事態に対応できない恐れがある。
そこで 信号機が一役買うことになった。
「たとえ渋滞などで前方の視界が遮られても 高い位置に設置することで 危険事象を把握できます」

ちなみに 先ほど カートが右折したときの様子を見てみると、信号機のカメラ歩行者が 横断歩道を渡る
かなり手前から その動きを認識していたこと分かる。
さらに 今の信号機の色と 後何秒で変わるか 自動運転の車に送ることができる。

最新のスマート信号機は 信号機が切り替わるまで あと何秒あるかといった情報を 自動運転車に伝えることができる。自動運転車はその情報に合わせて速度を調整。渋滞の解消も期待できるという。

▽まとめ&感想

信号機を巡る事情 ためになりました。