あしたも晴れ!人生レシピ「withコロナ 新たな暮らし」▽こんな話

Eテレ 7月24日(金)午後 8時00分~ 午後8時45分 「withコロナ 新たな暮らし」
【司会】賀来千香子,小澤康喬

コロナ禍の中、新たな価値観や人間関係に気づき、暮らしが豊かになった人たちがいる。★オンライン家族:離れて会えない両親とオンラインで交流する新しい家族の形。3世代が会食や会話、クイズなどを楽しみ、心通わす。★オンライン食堂:シニアがオンラインで集い、会食。気の置けない仲間とのおしゃべりでストレス発散。★水彩画を指南する72歳ユーチューバー:新しい趣味や学びのニーズの高まりを受け、人気。自分発信の力。

出典:NHK HP

今回は 新型コロナウイルスの影響で、思うように活動できない中、新たな暮らしに目覚めた人たちをご紹介します。
賀来さんはまとまった時間ができたので、いつもよりは ちょっと分厚い本を読み始めています。
ゲストはモデルの知花くららさんです。知花さんは ずっと やりたかった DIYをしました。
お部屋の壁紙を、貼ってみたかったんですけど、 実現して楽しかったです。

オンライン帰省…笑顔の会話で幸せを感じる

遠く離れた家族とのやりとりを、オンラインでするという。
こういう状況の中で なかなか離れた実家へ帰省はできないので、オンラインで家族が交流を持つ。

東京練馬区の馬場喜子さん、4人の娘と 夫の將和さん、6人で暮らしています。
埼玉県で2人暮らしをする喜子さんの両親。
月に1回は やって来て、料理を作ってくれたり、子どもの相手をしてくれたり、3世代の暮らしがごく普通のことでした。
週3回のパートをこなしながら、家事や育児に追われる喜子さん。両親が来てくれる日は、心安らぐ時間でした。
しかし新型コロナの影響で、1月に会ったのを最後に、両親と離れ離れの日が続きました。

この日の夕食は マグロ多めの海鮮丼。子どもたちが リクエストした、ポテトグラタン。
オンラインで食卓を囲みます。同じ時間 同じ空間を共有。心通わせる ひとときです。

オンラインならでは。絵を見せて出題する「なぞなぞ」も。
さらに喜子さんと、長女のあかりさんが2人でピアノ演奏。
この日は1時間半にわたって、楽しみました。
習字、見せてと。孫達の習字を見ることが出来ました。孫の成長も実感することができます。
昔なら、行かなければ会えない、顔も見られないけれど、今は、皆の顔を見ながら遊ぶことが出来、幸せ。

知花さんは、 実は沖縄にいる両親と、リモートというか オンラインで、テレビ電話だったりとかすることが、多くなりまして。
0歳児の娘がいるんですけれど、娘のごはんの時間に合わせて電話して、食べる姿を見せると、すごい喜ぶので、何か コロナ以前よりも、ちょっと コミュニケーションが、頻繁になったような感じがしてますね。

幸福学が ご専門で、慶應義塾大学大学院教授の、前野隆司さんです。

家族は離れてるよりも、会話をした方が幸せになる。
それからですね 特に笑顔というのは、人を幸せにするんですね。
コロナの時代でも ちゃんと、このオンラインを使って、つながり合うってことは、すごく大事だと思いました。

コロナに対して対応できた人と、対応できてない人がいると思うんですね。
対応できた人というのは、どう新しく何をやっていくか。まさに オンラインを使うとか
人と何か やってみるとか、いろんなことをやれた人と それから、やれずに心配で不安で困ってるという人。こういう人に二極化してるんじゃないか、というふうに思いますね。

ここでですね あるデータがありまして、ご覧頂きたいと思います。 こちらです。
新型コロナウイルスの影響下での、意識・行動を6月4日から8日にかけて、男女1, 500人に調査したものです。

不要不急の外出を控える 88.9%
交友交際を控える 84.5%
経済の停滞に不安を感じる 83.0%

外出を控えてるけども家の中でできる娯楽を楽しんでる 77.3%
モノを手作りしている(手芸、リフォーム、DIY) 31.5%
オンラインで飲み会や食事会をしている 21.3%

上3つは、不安を感じてる状態ですよね。
でも下を見ると、やっぱり趣味とか 人とのつながりを、積極的にやってる人がおられるんですよね。

そして もう一つの前野さんが携わった調査データです。
5月の大型連休の頃、幸福度の変化を調べたものです。
幸せになったという方と、不幸になったという人たち 、それぞれ合計すると 「不幸になった」が 18.4%で、「幸せになった」は 42.5%となりました。
幸せになったと感じる方が、不幸になったと感じる方の、2倍以上になるんですよね。

ありがとうって思うと、幸せになるという研究結果が、たくさん あるんですよ。
2割の人が、不幸になられたって言われてるのは、やっぱり重く受け止めなきゃいけないと、思うんですよ。 病気になられた方 医療者の方、あるいは ビジネスが大変な方。
ですから この2割を一生懸命、みんなで力を合わせて、よりよい方向に持っていく。
意外なのは、4割の人が幸せになった、ということですよね。
実は詳しく分析してみると やっぱり、通勤時間がなくなったのが良かったとか
無駄な会議がなくなったとか 、仕事上の無駄というかですね。
その分 家族との時間とか、散歩の時間とかになったという人が、多いということなんですね。

知花さんは あれもできない これもできない、少し不自由な生活を、結果的に強いられている中で、くらしの半径が狭まったような感覚が、あったんですけれど、逆に それが良かった。
フォーカスが絞られた分 余計、やりたいことが見いだせたというのか。
本当に自分の心が満たされるものって、あれ? 何だっけ?って。
今まで忙しくて 全然それについて、考える時間が取れなかったし、実行する時間が取れなかったけれど、その時間が持てたことで、何か 私は、すごく満たされたような気がします。

一方で世の中を見てみますと「自粛警察」と呼ばれる行動が現れてきたりとか
あるいは家族の時間が長くなった分、家庭内が ギクシャクするようなことが
あったりとか。
幸せな人は視野が広くて、不幸せな人は視野が狭いという、研究結果があるんですよ。
視野が狭いので 何か嫌なことが許せない。
あの人は何で あんなことをしてるんだ、って怒りになっちゃうんですね。
視野が広いと あの人だってね、間違ったけど 次は頑張るだろうと。
ここで優しくしようって、なるじゃないですか。
やっぱり リラックスする時間を持って、いかにして視野を広くするかということを心がけて頂けるといいと思いますね。

シニア食堂 オンライン … 繋がって幸せ実感

新型コロナの影響で心配なのが、「おひとりさまシニア」の方々ですよね。

以前 番組で紹介した「シニア食堂」。 2020.1.31放送
孤立や孤食を防ごうと、3年前から始まりました。
参加者は主に ひとり暮らしのシニアたち。渡されたレシピをもとに食事を作り、みんなで食べて おしゃべりも楽しみます。

仕掛け人は シニア食堂を、運営する 松澤花砂さんです。
4月から始まった シニア食堂オンライン。
実際に会う形では 月に1回でしたが、オンラインになると月2回に、開催が増えました。
ネットが苦手な人には一緒に参加している、ボランティアスタッフが、電話などで フォローしています。

今回のお題は「夏バテ防止」、前もって出された お題に合わせ、手作り料理を持ち寄って参加します。
3年半前に夫を亡くし、ひとり暮らしの こちらの女性。自家製の杏仁豆腐に スイカや黄桃を加えたデザートを作りました。
山田さんの夏バテ防止の料理は、「ねばねば豆腐」で、豆腐の上に 山芋や刻み納豆 オクラなどねばねば食材をのせました。
4年前に妻を亡くし、ひとり暮らしの男性が作ったのは、新鮮な畑の野菜で作った、ポテトサラダの入った弁当です。

続いては 料理の実演指導。
女性のために デザートを作りたいという、発案者の一人 塚田 重さん 82歳です。
19年前に妻を亡くしました。外出もままならない中、このシニア食堂オンラインが心の糧になっているといいます。
皆さんと会って、楽しむ、しゃべることが非常にうれしく思う。

さらに おしゃべりを楽しむ仕掛けも。
今日のテーマは「私が一番輝いてたとき」、テーマを設け 、思いのままに語り合ってもらいます。

家山さんは、若い頃は 家族で山登りしたりしてましたけども今は、パソコンで点字を打って、盲学校に納めたり、今が一番楽しい。

乙女心を打ち明けた人もいます。常に ポプラの木の陰で、私を見守ってくれる ある人がいました。その時の青春は 今でも大事にしています。矢野東亜代さん 78歳です。

楽しい出来事 皆さんと お話しできる、ことが とても楽しいことです。

つながるっていうことは、幸せに寄与するんですよね。
特に やっぱり「孤独」 独りぼっちで、人と話さないと非常に孤独感が高まって
孤独感が高まると、幸福度が下がるんですよ。

新たな趣味や学びに挑戦

知花さんは、おうち時間を使って、ずっと やりたかった、部屋の一角の壁紙貼りをしたんです。貼りたい壁紙も、購入して置いてあったんですけれど、忙しくて時間がなくて
ずっと そのままになってたところを、もう心ゆくまで堪能致しました。
やっぱり暮らしが どんどん どんどん「好き」で満たされてって、あふれていって、すごく充実した日々になるような気がして、すごく細かい部分 うまくいくと、すごく会心の出来だったりして、すごい集中できるすごく豊かな時間になりました。

この没頭できる時間って、大事なんですね。
まさに幸せの条件なんです。まさに美しいものに没頭して、しかも ディテールまで こだわってやって、できた時の喜び
それに囲まれて暮らせるというのは、想像しただけで幸せそうですよね。

前野さんは、ずっと家にいて 授業もゼミも全部、オンラインなんですよ。
それで家族で食事をして、毎日2時間ぐらい、散歩してたんですよ。
一眼レフ抱えて ちっちゃな野の花とか、撮るのが好きなんですよ。
そうすると「人間って自然と共にもともと、生きてたんだな」ということを思い出して、自分って何のために生きてんのかな。
やっぱり家族と共に、近くの人と、もっと大事にしつつ、遠くにも頑張っていくというそういう生き方に変えていくべきだなというのをすごく しみじみ感じましたね。

水彩画家 柴崎春通さんの動画教室…絵を描くことによって一時別の世界に入れる

動画投稿サイトで 登録者数60万人を誇るシニアがいます。
柴崎春通さん 72歳。水彩画家である柴崎さん、動画発信を始めたのは3年前。
プロならではのコツや心構えなどを、手ほどきしています。

これまで、およそ300本の動画を作り上げました。
優しい語り口で丁寧に教えてくれる、柴崎さんは大人気。
世界中から たくさんの書き込みがあります。国内にとどまらず 海外でも個展を開くなど活躍していた柴崎さん。
動画作りのきっかけは、一人息子のアドバイスでした。
インターネット動画なら世界中の人に、見てもらえると考えたのです。

基本的に柴崎さんが動画を撮影、息子さんが編集して、動画サイトにアップします。
楽しく自分を発表する場があるのは、幸せだと思っています。

そんな柴崎さんにも、新型コロナの影響が、月に3回ほどあった水彩画教室は休止。
さらに予定していた個展も、やめざるをえなくなりました。
そこで柴崎さんは、新たな動画シリーズを作ることに。

鉛筆1本だけで動物や風景などを描く、というシンプルな動画です。

新たな挑戦には 自宅に こもらざるを、えない人たちの役に立ちたいという思いがありました。絵を描くことによって、今のコロナの状況でも一時別の世界に入れる。


生きがいとか やりがいを持ってる。
特に素晴らしいのは、「学習・成長する」ところですよね。
人というのは 学んで成長すると、どんどん幸せになっていくということも分かってるんですよ。

「わっしょい」クラウドファンディングで卒業生達が支援

新型コロナウイルスの、影響のもとで表れた、人々の優しさや温かさ、そして感謝のエピソードです。東京・新宿区にある早稲田大学。5月 感染拡大の影響で キャンパスは閉鎖
学生の姿は ありませんでした。大学の近くにある創業32年になる居酒屋です。
値段の安さと親しみやすい雰囲気で、学生たちに愛されてきました。

大学の閉鎖が続いていたため 売り上げは、8割以上 落ち込んだといいます。
厳しい経営が続く中、常連客から ある提案がありました。
インターネット上で支援金を募る、クラウドファンディングです。
常連客が無償で デザインしてくれた、オリジナルの返礼品Tシャツを準備。 すると、開始から僅か1日半で、目標の1, 000万円を大きく上回りました。
資金を寄せたのは、店の危機を知った卒業生が中心です。

店への支援は、資金の提供だけに とどまりません。
卒業生たちが テークアウトの料理を、買い求め店を相次いで訪れるようになったのです。

卒業生の武内正輝さんも その一人。店を訪れたのは5年ぶりです。
卒業後 ツアーガイドとして働く武内さん。
感染拡大の影響で 仕事がほとんど なくなりましたが、思い出の味で勇気をもらえたと
感じています。

コロナということが あったからこそ、改めて 自分の青春時代の景色の中にこのお店が
すごく大切な存在だったんだって気付いて何か 元気をもらった方 いっぱいいらっしゃると思いますし、お店の方もね 元気をたくさんもらった。

クラウドファンディングというのは すごいですね。
今どんどん はやってますよね。一つの人々が助け合う仕組みですよね。
お金を自分のために使うよりも他人のために使った方が実は幸せになるという研究も
あるんです。

今日のVTRの皆さん、みんな笑顔だったじゃないですか。
「やりがい」と「つながり」なんですよね。
独りぼっちになったり 、やる気がしないでなく、ワクワクすることをやって、やりがいと つながりをしっかりとみんなで手をつないで育んでいくと、いいですよね。

知花さんは 、何か もっと暮らしを楽しく ワクワク、するようなことで埋め尽くしていけば、何か解決方法だったり、ヒントだったり、そこに家族の笑顔だったり、自分が心から笑い声を上げられたり、何か そういったことがあるのかなと思いました。

賀来さんは、当たり前だったことが、本当に当たり前じゃなくて、それを気付けたことが
コロナって決して ネガティブだけではなくて、何か気付きが とても、その人なり その人なりに、あったんじゃないかと思いました。
元気に明るく なるべく体力をつけて、前向きに考えながら、これからも暮らしていきたいと思っています。

▽まとめ&感想

オンライン帰省…笑顔の会話で幸せを感じる。
シニア食堂 オンライン … 繋がって幸せ実感。
水彩画家 柴崎春通さんの動画教室…絵を描くことによって一時別の世界に入れる。
わっしょいクラウドファンディングで卒業生達が支援。

コロナ、大変だけど、いろいろ繋がって幸せ、これからも心がけたいと思います。
先日、友人が料理をインスタの、おうちごはんにのせ始めました。
私も、何か夢中になれるモノを探したいと思います。