あしたも晴れ!人生レシピ 食は生きる力 おひとりさまシニアの豊かな食事とは▽まとめ&感想

Eテレ 1月31日(金)午後 8時00分~ 午後8時45分
【ゲスト】秋野暢子,村上祥子【講師】東京都健康長寿医療センター 副所長 新開省二
【司会】賀来千香子,小澤康喬【語り】秀島史香

シニアの一人暮らし、作るのも、食べるのも面倒、そんな方も多いのでは。食事の回数が減り、栄養不足になると、筋力や気力が低下して、心身ともに自立した生活が難しくなります。人生100年時代を健康に生きるために、しっかりとした食事が大切です。「シニア食堂」という仲間と食事を作って食べる取り組みや、77歳の料理研究家・村上祥子さんの知恵がつまった料理から、一人暮らしの食を充実させるヒントを見つけます。

出典:NHK HP

賀来さん:体は食べ物から出来ている。実感したのが、年末体が冷えて、肉を食べ損ねていたなと思って食べたら、体が温まった。食って、大事。
秋野さん:朝食をしっかり摂る。この朝食、低カロリーの麵にいろんなものをのせて、180キロカロリーくらいに抑えて、たくさん食べなくていいから、少しずついろいろなもの食べる。

仲間と食事を作って食べる「シニア食堂」

千葉県流山市 60~80代のシニアが集まっている 「シニア食堂」 。 主に一人暮らしの人を中心に孤立や孤食を防ごうと3年ほど前から始まりました。
参加費500円で、月1回程度開催されます。参加者の7割が独身。参加者自身が料理を作ります。
またもたOK、うっかりOK,楽しみながら作ります。この日のメニューは ビーフシチュー。みんなでワイワイ楽しそうです。
「シニア食堂」 を主催するのは、婚活支援のNPO法人。かつてシニアの婚活支援をした中で、多くのシニアは結婚相手より、話し相手や一緒に食事をする相手を求めていると気づいたという。
65歳の男性、12年前早期退職、その2年後離婚。
食事は、昼は食べない。料理が面倒くさい。根暗だった、孤独感を感じるようになった。姉に、新聞記事の「シニア食堂」 を教えられ、参加。ここで、気さくに話かけてくれるやりとりに魅力を感じるようなりました。裏技をいろいろ教えてくれる、女性達。楽しかった。これから、駅前にお茶のみに行くんです。今まで1人でいたけど、人とのふれあい、友達ができるということ、「シニア食堂」 はすごい。

秋野さん;自分の好きなときに、好きなバージョンで、自由に1人で、楽しむ。
賀来さん:自由に楽しんでいるが、もうちょっと年を取ったら、どうなるんだろうとは思います。

1人暮らしの孤食は栄養不足になりやすく、死を招く

男性は、1人になったときに、食事が非常に、簡素になり、それで健康を害する。
回数が減る。自分で用意するのが面倒になり、簡単なもの。量も少なくなり、栄養不足に。
低栄養は、死亡の危険度が高い。食べている人は、元気。

東京 板橋区 の取り組み …会食サロン
要介護1.2を持っている方対象に、週1回、栄養士が考えて、作った料理を、集まって食べてもらう。
東京 大田区 …男子ご飯
料理を作る機会の少ない男性だけの料理教室が開かれている。

会話をしながら、自然と食事も進む。
はなれて暮らしてる、親世代と子世代をビデオ通話で結び、食事する試みがある。

筋肉とか、骨の力が弱くなり、気力も低下して、フレイル(虚弱)になって、要介護状態に近づく。

77歳の料理研究家・村上祥子さん

福岡市 77歳の管理栄養士の料理研究家 村上祥子さん
短時間で、おいしく調理できる、電子レンジを使った、レシピ開発で知られる、スーパーシニア。
これまでに出版した著書は、400冊以上。雑誌や、テレビで活躍。
使っていらしゃるキッチン兼リビング。現在一人暮らし。
独立した娘の部屋を改造、シンプルなキッチンを作り上げた。コンロは、1口のIHクッキングヒーター。調理用具は、厳選し使うものだけまとめている。調味料は、移動式のトレーに置き、食器も気に入ったものだけ、冷蔵庫も上下2段の小さいもの。中身の見える、密封容器に、下準備した野菜や、袋から移したチーズや、ちりめんじゃこなど、すぐに料理できる状態にして、保存。
他に、米や、缶詰、缶切りまで。探さなくていいように、1カ所に。

少量の冷たい油に、冷凍した下ごしらえのトンカツを、脂はね、焦げ付き、生焼けを防ぎ、中までしっかり、熱がとおる。付け合せのジャガイモは、皮をむかず、あらかじめレンジにかけ、冷蔵庫で保存していたもの。
冷凍庫にも工夫があります。1食分のご飯。余った野菜は、切った後袋に入れ保存。
さらに1食分野菜100g、肉・魚50gを1つの袋にまとめ、何種類も常備。
例えば、鶏胸肉、ベーコン、カブの葉、切り干し大根を電子レンジで解凍し、オイスターソースをかけると簡単に1品作る。
具だくさん味噌汁、村上流1食分パックを耐熱の器に入れ、水、みそを入れ、電子レンジであたためる。


30代後半で、あごの骨の病気で、4年間に10回も入院。
健康に食は大事。ちゃんと食べ、ちゃんと生きる。
全国を忙しく飛び回り、家を空けることが多くなり、夫が家で、電子レンジ1回で、 調理ができる
マグカップ料理も考案。

マグカップ料理レシピ …栄養がとれて、簡単、おいしい

マグカップ料理は、調理器具にもなり、食器にもなり、後片付けも楽。究極の1人前クッキング
生がきのアヒージョ仕立て…… 生がき に傷をつけ、にんにく 、赤とうがらし、ローリエ 、 オリーブ油を入ふんわりとラップをして、電子レンジ(600W)に40~50秒間かける。
・ミネストローネ
・キャベツと豚バラのスープ
・肉豆腐
マグカップに材料を入れて、電子レンジにかけるだけ!のレシピはこちらにあります。

いろいろな、

毎日摂りたい10の食品群、覚えるのは、さあにぎやかにいただく
さ(魚介類)あ(油脂類)に(肉類)ぎ(牛乳)や(野菜)か(海藻類)に
い(芋類)た(卵)だ(大豆・大豆製品)く (果物類)
コンビニやスーパーの惣菜、違った食材を選ぶようにする。
宅配食材や、宅配弁当も利用して、栄養不足にならないよう気をつける。

まとめ&感想

1人暮らしの孤食は栄養不足になりやすく、死を招く。仲間と食事を作って食べる「シニア食堂」が紹介されました。77歳の料理研究家・村上祥子さん、シンプルな生活で、レンジを使った、村上流1食分パック、マグカップでの料理が紹介されました。
1人暮らしの食事、さみしいですね。 「シニア食堂」 いいですね。
村上さんのシンプルな暮らし、マネしたいです。1食分の冷凍、昼ご飯に使えそうです。