2020年の芋名月、豆名月はいつ?

9/2は満月でした。雲が厚く見られなく、残念なことと思っていたら、 夜中、暑苦しく開けていた窓から、明るいお月様が見えました。
今年の、芋名月、豆名月はいつなのか?
何分、里芋や枝豆を準備しなくてはなりませんから。

十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事です。

平安貴族が中国の風雅な観月を取り入れ、のちに庶民に広がると、秋の収穫物を供えて実りに感謝をする行事となりました。十五夜は芋類の収穫祝いを兼ねているので、別名「芋名月」といい、里芋やさつま芋を供えます。


中秋の名月は来月10/1です。去年は9/13だったのにずいぶん、ずれてしまいました。

2020年の十五夜(芋名月)は10月1日

中秋の名月の祭事はもともと中国から伝わり、日本では平安朝以降に貴族の間で催されました。
江戸時代には一般庶民の間でも広く行われるようになりました。
十五夜(中秋の名月)とはいつでしょうか。旧暦では秋を7月~9月としており、旧暦7月を「初秋」、旧暦8月を「仲秋」、旧暦9月を「晩秋」と区分しました。
「仲秋」が旧暦8月の全体を指すことに対し、「中秋」は秋全体の中日を意味し、旧暦8月15日のみを指します。現代では旧暦と暦の数え方が異なるため、年によって十五夜の日が異なりますが、およそ9月の中旬~10月上旬に訪れます。

かつて使われていた旧暦では、下記のように季節が決まっていました。

春:1月~3月
夏:4月~6月
秋:7月~9月
冬:10月~12月
ということは、秋の真ん中は8月です。
さらに8月の真ん中、15日ごろが「中秋の名月」です。

現在の新暦は旧暦と1~2か月のずれがあるため、「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」を十五夜としています。

2019年の十五夜:9月13日(金)
2020年の十五夜:10月1日(木)
2021年の十五夜:9月21日(火)
2022年の十五夜:9月10日(土)
2023年の十五夜:9月29日(金)
2024年の十五夜:9月17日(火)
2025年の十五夜:10月6日(月)

お月見のお供え物といえば、月見団子です。月見団子はその名の通り、丸い団子で月を表現していると言われています。
また、十五夜は別名「芋名月」とも呼ばれ、里芋やさつまいもなどの、秋の収穫物である里芋を供えていました。

十五夜に団子を供える理由は、里芋に形を似せるためです。

月見団子や芋類の他には枝豆や栗、果物などの秋の収穫物や水・酒などもお月見のお供え物として飾ります。
植物ではすすきに加え、ワレモコウやオミナエシなどの秋の七草も飾ります。
時代が変わっても月の美しさだけは変わりません。
十五夜に里芋を食べ、月を見上げて名月の美しさを感じてはいかがでしょうか。

十五夜と満月は同日とは限りません。

実は十五夜と満月は同日とは限りません。毎年のようにずれています。
十五夜(旧暦の8月15日)は満月だと思い込んでいませんか? 
1~2日ずれることが多いのです。
これは月と地球の公転軌道の関係で新月から満月までの日数が14日間~16日間と日数に差があり、満月になるまでの日数が違うため、十五夜が満月にあたるとは限りませんが、十五夜にお月見をするのが習わしです 。

2020年の十三夜 (豆名月)は10月29日

旧暦の9月13日から14日の夜を十三夜といいます。
大豆や枝豆、栗を供えることから「豆名月」「栗名月」と呼ぶことも。
十五夜と同じように月が美しく、さらに晴れの日が多いそうです。
豆名月には、枝豆をお供えして、お月様を眺めます。

2019年(令和元年)の十三夜:10月11日(金)
2020年(令和2年)の十三夜:10月29日(木)
2021年(令和3年)の十三夜:10月18日(月)
2022年(令和4年)の十三夜:10月8日(土)
2023年(令和5年)の十三夜:10月27日(金)


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