気品のある顔立ちのおひな様!鶴岡で「江戸時代の享保雛」

山形県鶴岡市は、徳川四天王の筆頭家老「酒井忠次」の家系が治めた城下町です。
江戸時代、江戸や京の都から運ばれた雛人形など、庄内藩主酒井家、旧家で展示されていました。今年も鶴岡雛物語として開催されるようです。
私は、昨年見ることが出来ました。
江戸時代の優美なおひな様を、格式ある旧家で見ることができ、とても幸せな時間でした。

旧風間家住宅 丙申堂のお雛様

旧風間家住宅『丙申堂』 
 明治29年建立 平成12年 国指定重要文化財 平成29年 『日本遺産』に認定

旧風間家住宅『丙申堂』のHPはこちら

「丙申堂」は、庄内藩の御用商人で、幕末には鶴岡第一の豪商となった風間家の旧宅です。
9代当主の姉に、大正末購入された、2代目永徳斎作の雛飾り、同当主の母の芥子雛、お雛様研究家安部英子氏のコレクション等を展覧します。
日時 3月14日(土曜)~4月5日(日曜) 午前9時30分 ~ 午後4時
料金 大人400円
場所 山形県鶴岡市馬場町1-17 電話 0235-22-0015
交通 JR鶴岡駅より 湯野浜温泉方面バス5分。 銀座通り下車徒歩3分
山形道鶴岡ICより車15分 ※駐車場有り

屋根は「杉皮葺きの石置屋根」。杉皮を五枚重ねにして屋根を葺き、平らな石を置いた屋根。
小座敷は、戸の造りや釘隠しのデザインなど凝った造りになっています。
この部屋は、映画『蝉しぐれ』文四郎とおふくの再会の撮影に使われたそうですが、おひな様が飾ってあって、好きな映画でしたが、再会のシーンが思い浮かびませんでした。

メモ

私が、訪れた時は、たくさんの、ひな飾りを見せていただいた後、品のある奥様が、お茶と、お茶菓子で歓待してくださいました。いろいろと、お話しさせていただきました。是非もう一度、訪れたいと思います。

致道博物館『御隠殿』でのお雛様展示

企画展会期:2020/3/1~2020/4/5

庄内藩主酒井家の有職雛や旧家のお雛様が飾られます。
2020.3.1(日)〜4.5(日) 旧庄内藩主御隠殿にて
致道博物館では、大名家ならではの誂えが優美なお雛飾りや、徳川家や細川家から輿入れした姫君が持参した雛道具。
写真を撮れなかったのでtwitterを紹介します。
改めて、ゆっくり、ステキなおひな様が見られます。

時代で変わるお雛様

『源氏物語』須磨の巻に、3月の最初の巳の日にお祓いが行われ、人形を舟に乗せて海の沖合いに流すお話があります。
子供の『ひいなあそび』の習慣と水辺の行事‘巳の日祓い’と一緒になり、3月3日のひな祭りとして定着したのは江戸時代。

立ち雛 たちびな
立った形の和紙で出来た雛人形。

寛永雛 かんえいびな
江戸時代の初めに作られ、小さなサイズで、座った姿で、着ている衣裳も、きものに袴で、古い格好をしています。

元禄雛 げんろくびな
一回り大きく、着ている衣服は十二単のような衣裳に変わってきました。

享保雛 きょうほうびな
享保年間は豪華絢爛な時代だった為に、《雛人形》も豪華で、高級。 大きなものは、45cm~60cmもあったそうです。顔は能のお面のような感じで、面長、切れ長な目、少し開いた口、手足の細やかな細工が特徴です。男雛・女雛の衣裳はともに布で、男雛が束帯風、女雛は袴えを大きく膨らませ五衣(いつつぎぬ)を着て、宝冠を被っています。

寛永雛、元禄雛、享保雛等の名前は、 明治以降に様式の名前を分類したもので、必ずしもその時代に作られたものではありません。

有職雛 ゆうそくびな
宝暦~明和(1751~72)頃に、公家の装束を正しく考証して衣紋道の司家、高倉家、山科家の認定のもとに作られた雛です。公家の姿を忠実に復元しています。

次郎左衛門雛 じろうざえもんびな
京都の人形師、雛屋岡田次郎左衛門が創始した雛で、源氏物語絵巻に登場する黒い髪と丸い顔に引目鉤鼻(ひきめかぎばな)の優雅な顔が特徴で、流行とは関わりなく、雛の本流として、公家や大名家に人気のあった雛人形です。貴族の男女の顔の表情を表現するのに用いられました。

芥子雛 けしびな
江戸中期以降に流行した3寸以下のごく小さな雛。度重なる奢侈倹約令により大型の雛人形作りは制約を受けたため小さな雛人形や雛道具が生まれました。芥子粒のように小さい雛ということです。

古今雛 こきんびな
江戸時代後期に、 目には水晶やガラスを入れ、写実的な面相と華麗な衣裳で人気になります。現在主流となっている雛人形も、この「古今雛」がルーツとされている。