Eテレ 2022.7.29
離れて暮らす親が心配です。親の変化 一緒に行動して見つける。 同時進行が苦手になることが認知機能の衰え。親が安全に暮らせる 段差に注意・出しっぱなし親は困っていない。防犯対策に防犯機能付きの電話機、契約書・郵便物に注意する。作り置きの食事を 親に送り続ける。
【ゲスト】にしおかすみこ【講師】社会福祉士 宮下公美子
【司会】賀来千香子 小澤康喬 【語り】堀内賢雄
離れて暮らす親が心配
ゲスト にしおかすみこさんです。
(久しぶりに ご実家に戻り ご家族との暮らしをつづった エッセーの連載が話題)
実家に帰って今 2年ぐらい たちます。両親 80過ぎてるんですけど母が認知症で。心配事が絶えないんで 今は実家にいます。
福岡県に住む カオルさんです。両親が暮らすのは鹿児島県。カオルさんが心配なのは父の体力の低下です。元消防士で 体力自慢だった父。退職後も運動を欠かさず毎日1時間ほどの筋トレやランニングを日課にしています。父は走っているつもりでも 歩いているようにしか見えませんでした。
それ以上に心配なのが 車の運転。買い物で 父の車に同乗した時、妙に中央線寄りに走る運転に気がついた。かつては家族の中で 一番安心だった父の運転に不安を感じました。
免許証の返上させる気はないが 他人をけがさせることがないか 助手席で心配しながらも 言葉に出すことができません。
そして頼りにしている母にも気になる変化があり、カレーの味が濃くて 食べれないくらいで この状態が続くと健康面も不安になる。もう一つ母の思い込みが強くなったようで、今年の5月 母の日に電話したところ 妹のプレゼントを「知らない人から荷物が届いた」と母が訴えるのです。それを説明しても 納得せず 宅配センターへ荷物を返す」と聞き入れず、長時間 説得し なんとか荷物を受け取ってもらい もしかすると認知機能が低下しているのではと心配しています。
大阪府に住む アカネさんです。
1年ほど前 父親からおなかが痛くて苦しいと電話があり、私が大阪から救急車を呼んだ。病名は急性腎不全。幸い 事なきを得ました。
母は2年前に他界。父親は三重で1人で暮らしています。アカネさんは3か月に一度実家を訪ねています。
心筋梗塞などで電話が かけられない状態だったらどうしようと 気が気でなりません。
元警察官の父親は水泳を始め 大会にも出場。ウオーキングも欠かしません。3万歩 歩いたというが、しかし買い物に出かけた時父親の歩くスピードが遅いことに驚きました。運動は頑張りすぎなのではと心配です。
親の変化 一緒に行動して見つける。 同時進行が苦手に=認知機能の衰え
(にしおか)やっぱり離れて暮らしてると 両親が 何かあった時に すぐ駆けつけられないという不安が
あるじゃないですか。
社会福祉士で 高齢者や介護について 取材を続けている介護福祉ライターの宮下公美子さんです。
親の変化
・体力の低下・頑張りすぎる
・車の運転
・気質の変化
・料理の味の変化
年齢以上の衰え 子どもは どういうところを見たらいい?
(宮下)まず 家の中 何か変化を確認します。例えば いつも仏壇をとても きれいにしてらっしゃる親御さんなのに どうも最近はいつも花が枯れているとか、ちょっと古いお菓子がずっと供えられているとか。お庭のお手入れがすごく好きだったのに 最近 何か庭が ちょっと荒れてるなみたいなこととか。
あとは親と一緒に行動することによって 歩くスピード どうなんだろうとか こんなとこで つまずいてるなとか そんなことにも気が付けたりするかなと思います。
(宮下)頑張りすぎてしまうのはご自分のいい時のイメージが残っていて これぐらいは できるはずだと思って行動してしまうけど 実は そこまでできない。お散歩に出かけて たくさん歩いて 帰ってこられなくてタクシーで帰ってきたとかあります。
(宮下)親の運転能力は やはり一緒に乗って親の運転をチェックする。 助手席に乗って頂いて 、ブレーキのタイミングとか ウインカー出すタイミングとか、こちらから歩行者が来てるのに親御さんは 気が付いてるのかどうかとか見て頂くと ちょっと違うな ちょっと遅くなってるなというのが 分かるんじゃないかなと思います。
(にしおか)直接 言ったほうがいいんですか?「返納したほうがいいよ」って。
(宮下)一番効果があるのは お医者さんに 言って頂くことですね。 75歳以上の高齢者の方の免許の更新の時に認知機能の検査で引っかかると お医者さんの診断書が必要で、その場合 お医者さんに診察して頂くと、明らかにまずければ もう免許は返納ですよと 言って頂ける。 そこまででは ないけど心配なら どなたの どういう言い方であれば 聞いて頂けるか 考えて、例えば すごくかわいがってる お孫さんが 「本当に心配だから もう免許 運転するの やめたら?」と言ったことで返納された。
運転を見ると さまざまなことが分かる?
(宮下)我々 普通にやってると 当たり前のように できてることなんですが、実は多方面に注意を払わないと できないものなんです。いくつものところに目を向けながら 危険がないかを見ますし 同時に アクセルを踏んだり ブレーキを踏んだり ハンドルを操作したりするわけですから 同時並行で いろんなことをしなければいけない。それは年齢が上がっていくと だんだん苦手になってくるものなんですね。 それを認知機能という言い方を しますけれども 認知機能が ちょっと衰えてきたかな というのは 運転を見ていると一番 分かるかもしれないですね。
(にしおか)コロナ禍に入って 実家に帰った時に 母の気質が「何か ちょっと変わったな」。ごみだらけで 生ごみも散乱してて カーテンも昼間なのに閉まってて そこに母が座ってた。で 何 言っても怒るし 「一緒に掃除しようよ」って言っても そしたら もう「頭かち割って 死んでやる!」って言うんですよ。そんな母じゃなかったのでびっくりした。 それを何セットか繰り返すから だんだん気付いていった。
(宮下)いつも きちんとしてらっしゃった方が だんだん着替えなくなったりとか 同じものをずっと着ていたりとか 同じ話 質問を繰り返すというのは 認知機能 下がってくると ありがちなことで、変化は そういうところでつかめると思います。
料理とか キッチンの事情から見えてくること?
(宮下)お料理も やはり同時並行で いろいろ やらなければいけない。 お料理が苦手になってきたり 例えば ここで お塩を入れるとか おしょうゆを入れるという 工程を飛ばしてしまったりってことが起きて来る。あと キッチンの問題でいうと 例えば ラップとか お砂糖とか 使いかけのが 2つも3つもあると ちょっと認知機能が 下がってきてるのかなと心配して差し上げるといい。
他にも注意したいのが 薬の飲み忘れです。複数の薬を飲んでいる場合は1回に飲む 薬を1つの袋にまとめる一包化。あるいは薬カレンダーを使って 管理します。もう一つ かかりつけ医・持病を知っていること 診察に付き添い 親の病気の状況を把握するのが おすすめです。
(賀来)親の様子が違うと思った時に どんなふうに声をかけたら よろしいと思われますか?
(宮下)よくI(アイ)メッセージ Iというのは 私のIなんですけれども 「私は こう思うけど どう?」という 言い方をするといいかなと思います。何か起こったことについて 「どうして こんなことしたの?」とか 「どういうやり方だったら こうなるの?」と聞くと とがめてるような 印象になってしまう。
(にしおか)最初は めちゃくちゃ もめましたね。認知症ということも 分かってなかったので 何で そんなに突っかかってくるか ということも分からなかった。
(にしおか)何かをダメとか否定するとお互いに よくないから ダメとは言わない 一緒に なんとか やっていけるように 母も今 頑張ってるのかなっていう。お互いの歩み寄りかなと思うんです。
(宮下)いつもいつも 100点満点の対応 できないので おっしゃるとおり 「ちょっと言い過ぎちゃった」とか「強く言ったのは心配だからなんだよ」って フォロー入れるだけで全然 違うと思う。
親が安全に暮らせる片づけ術 段差・出しっぱなし親は困っていない
高齢者の家の片づけを手伝う 「片づけヘルパー」永井美穂さんです。介護福祉士の資格を持ち 10年以上
家の片づけをサポートしています。
気をつけたいのが転倒。介護状態になる原因で 骨折で長期の入院や外出が減ることから 認知機能の低下につながる。まず室内の段差を確認。 段差が大きな階段ですが 意識をして上り下りするので 比較的 転倒は起こりにくいそうです。注意をしたいのは 小さな段差、フローリングと畳 2cm位の段差ですがつまずく、トレーに 載せてくると 視界が悪くなって 下が見えない分 つまずいてくる
小さな段差には ホームセンターなどで購入できる段差の緩衝材を。スロープ状にすると つま先が 引っかからず つまずくのを防げます。もう一つ つま先を引っかけやすいのがカーペット。床との間にできた隙間に足を取られてしまうので、簡単にできる対策はカーペットの配置を変えること。また歩く動線上に カーペットを敷かないようにすれば さらに つまずく可能性を減らせます。
キッチンでは出しっぱなしの物の整理が必要。高齢になると 出し入れが負担になり 手の届く場所に物を置いておく傾向があるそうです。調理台の周りに物が多いと 地震などで落ちて けがをしたり火災のリスクも。出してある物を整理する時は もう今は2人で生活してるから 大きいフライパンは要らないよと 大きいフライパンを取り除いていきます。
使っている物の数を確認し 子ども側が決めず親に選んでもらうのが ポイントです。
最後に 物が多くなってきた部屋の片づけ法です。 長い時間 過ごす場所でも 手の届くところに物を放置しがちに。段ボールを床に置きそのまま物入れにする人も多いそうです。
永井さんが使うのは 3段ワゴン、1段目はよく使うもの、2番目には テーブルの上に置きがちのもの 散らかっていた お菓子・お手紙ね。細かいものを入れてあります。一番下には 取り出しにくいので手元に置いておきたいもの。おすすめは動かしやすいキャスター付きです。
そして「つい 親に言い過ぎてしまう」とお悩みの方に 永井さんのアドバイスを。
相談したのは出馬衣里さん、もともと母は とても きれい好きで 家の中も すごく きれいにしてたんですけど ここ数年ものが増え、あと片づいていない。
出馬さんが気になるのは玄関。棚の上には 積み上げられた靴箱。いくつもの花瓶。棚に手をついた時 落ちてこないか心配です。キッチンの食器棚の中は 物があふれていて 地震が心配です。母に「いつも汚いまま」と言ったら 「汚いってなんなの!」怒られて けんかになった。
(永井)ものが多くて困ると思うのは 娘さんだけ「お母さんは困っていない、デフォルテになっている」
永井さんは 靴箱については よく使うものを選んでもらう。 花瓶は一つ一つ「きれいに飾ろう」と提案し
数を減らすこと。食器類は「使わない」と決めつけず譲り受けることを考えては?とアドバイスしました。
高齢者の家の片付けは ショールームのようにキレイにするのではなく、親たちが大好きな家で長く暮らせるよう手伝いするもので 生活の中で要・不要を決めていくことが必要。
(にしおか)何か 分かる~というのが 何個もありましたね。段ボールの中に物を入れちゃう というのは うち 今も そうですね。あれ どうしていいか分かんないですね。でも母は何にも困ってないというのも
うちも そうと思って。私ばっかりが騒いでる感じですね。
(宮下)転倒事故 実は 一番多いのは庭が、同じように多いのが玄関 何でかって考えると 靴の脱ぎ履きですよね。玄関に脱ぎ履き用の椅子を置いたらどうでしょうか。
(にしおか)そうです。 玄関の段差で母 転んで肩 脱臼してるんで。椅子いいですね。
(宮下)同じようにズボンを脱ぎはきする時も だんだん片足で立つのが怪しくなってきたら 椅子に座ったりベッドに腰掛けたまま脱ぎはきされるほうが 安心ではありますよね。
(にしおか)うちは カーペットを敷いてて ガムテープで全部 貼ってるんですよ。で 確かに転ばないんですけど 掃除の時に すごい邪魔だし 私としては ちょっと嫌なんですよね。だけど転ばないのが一番かなと思って。
片づけ 親は それで困っていない 前のめりに なってるのは 子どもだけ どうしたらいいんでしょうか?
(宮下) それが客観的に見て 本当に危険なのかどうなのか 判断も必要だと思う。
見た目が良くなくて 子どもとしては もうちょっと片づけてほしいな という場合 子どもが考える理想を押しつけてしまうと、逆の立場になって考えた時 自分の生活に そういうふうに 踏み込まれたとすると
やっぱり自分も嫌だなって思うことが あるんじゃないかなと思う。
防犯対策に防犯機能付きの電話機、契約書・郵便物に注意
振り込め詐欺などの特殊詐欺の被害うち 88%が高齢者となってることなんですね。
一番の対策は 不審な電話に出ないということのようです。
特殊詐欺や窃盗など 身の回りの防犯に取り組む 「全国防犯協会連合会」を訪ねました。
代表理事の田中法昌さんによると 悪質な電話は いったん応対してしまうと 電話を切るのは難しいといいます。被害者も特殊詐欺 あるいは振り込め詐欺ということについては 知識としては持ってるんですけれども いざかかってくると 気づかずだまされる。
この団体が推奨しているのは防犯機能付きの電話機です。この電話機は 登録のない番号から 着信すると 自動応対モードになり すぐには着信音が鳴りません。相手方には この音声が流れます。「この電話は 防犯のため録音されます。呼び出しますので お待ちください」。
電話機には警戒メッセージが表示され 高齢者が反射的に電話を取ることを防ぎます。録音を嫌がる詐欺グループは多くの場合 ここで電話を切ります。
それでも呼び出しを続けると 着信音が鳴り 次のメッセージを相手に流します。「振り込め詐欺対策モードです。お名前をおっしゃってください」
(私 悪徳銀行の悪意と申します。)不審な電話と気付けば 拒否ボタンで終了。
直接 相手と話す必要がありません。
うっかり電話に出ても 通話が録音されるので あとで怪しいと気付いた時 知り合いや警察に相談することができます。価格は1万円から数万円。娘さん 息子さん かわいがっているお孫さんが 敬老の日とか お誕生日に持っていって 交換もやってあげればいいと思います。
その他 注意したいのが消費者トラブルです。最近 増えているのが 初回のみ破格に安い商品を販売する詐欺的な定期購入商法や 災害が増える中 点検を装って訪問し 屋根の修理など 不当に高い金額で 契約をさせるケースです。
実家に帰った時に可能な対策を 東京都消費生活総合センター 高村 淳子さんに聞きました。
高齢者は紙で取り引きしているので 契約書がないか確かめる。家を見回って 直してある場所、見かけないものがないか 確かめる。気になるところがあったら「どうしたの」と聞く。
(宮下)離れて暮らしていて 何か気になることを 見つけるとしたら 郵便物を見て頂くのがいいですね。
知り合いの話なんですけども 郵便物が 開封されないまま山積みになっていて布をかけてあり 見ると督促状があった。 テレビショッピングとか いろんなものを購入 払われないまま 督促状まで来てしまっていた ことが分かった。必ずしも悪徳な業者さん ということではなく 普通の定期購入だった。
(にしおか)うちは わりと詐欺には引っかからない というように両親が気をつけてるので 大丈夫だと思ってたんですけど ついこの間 母が引っかかったんです。宅配で来たんですけど、私が頼む時は お金払った状態で来るので 着払いって ないんですよね。 私が仕事で出てる間に 母が受け取って「5, 000円 払ったけど大丈夫だよね?」とメールが来たんですよ。 詐欺だったんで すごい母が しょげるんですよね 引っかかっちゃったということで。
クーリング・オフ いう制度があり
・訪問販売や電話勧誘販売、特定継続的役務提供(美容医療・語学教室など)8日間
・マルチ商法など 20日間
特定商品取引法で定める取り引きに関しては 一定の期間内であれば無条件で 契約を解除 撤回できます。
作り置きの食事を 親に送り続ける
料理研究家の 林 幸子さんは東京で暮らし 20年ほど前から兵庫に暮らす両親に手料理を送っています。
きっかけは帰省する時の手土産に困り、料理を持っていって 母はおかずだったら その日の夜何もしなくていい、父親は娘が作ったというだけで大喜びでした。
林さんが作るのは高齢の親のために栄養を考えたレシピ。
牛肉と れんこんの みそ炒め
材料(4人分) レンコン中1節、牛肉300g、サヤインゲン 8本、みそ大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1、下味用 しょうゆ小さじ1、酒大さじ1、片栗粉大さじ1/2
高齢者に不足しがちな動物性たんぱく質を補う牛肉をメインに よく そしゃくをしてほしいと れんこんを使います。硬いと食べにくいだろうから 柔らかくしてしまうと それが普通になってかまなくなる。
作り方…牛肉に しょうゆと かたくり粉で下味を付けます。かたくり粉で 肉汁をコーティングすることで
焼いたあとも パサパサせず 飲み込みやすくなります。れんこんは あえて大きめに切ります。見た目で大きさを感じると かもうとする意識が働き 誤えんを防ぐことにも つながるそうです。かむ力が弱い人には
れんこんの繊維を断つように横に切ると食べやすくなります。いんげんも斜めに大きめに。
フライパンに油を引き 全体に色が付く程度に 肉を軽く炒めます。肉を取り出し、れんこんが透き通るまで炒めます。味付けは 腸を整える効果が期待できる 発酵調味料の みそ 酒 みりんで。
味や野菜のかたさは 親に感想を聞きそのつど調節しているそうです。
長期間 保存ができるパプリカとにぼしのマリネ
材料(4人分)パプリカ2個、煮干し60g、酢カップ1、砂糖カップ1/2、塩小さじ1/2、水カップ1/2
ビタミンAやCが豊富なパプリカとカルシウムが多い煮干し。
作り方…煮干しの頭と はらわたを取ります。パプリカは へたを取り繊維と同じく縦に切ります。
鍋で合わせ酢をつくります。酢 水 砂糖 塩を入れ 60~70°cで小さく泡立つまで加熱、酢の酸味を飛ばさず 味が染み込みやすくなります。煮干しを先に入れ、だしが出たところで パプリカを加えると コクのある味わいに。1分ほど温めて完成。お酒のおつまみとしても楽しめます。
料理を送る時 林さんは あらかじめ冷やして冷蔵で送ります。(料理は予冷し 地域や時期によっては冷凍で) 汁けのない炒め物は 100円ショップなどで 売っている耐熱容器へ。食べる時は そのまま電子レンジで温めるだけ。 器を返す手間がありません。汁けのあるものは ポリ袋へ。空気を抜きながら クルクルねじり、親指と人さし指で輪を作り、輪の中に ポリ袋の端を通します。
水漏れする道が遮断され逆さまにしても こぼれません。煮干しが ポリ袋を破ってしまうことも あるので 使い捨て容器に入れます。食べる時は結んだ袋の端をはさみで切るだけです。
離れて暮らす親に送る時の一工夫は 料理名と食べ方を書き添えることです。 親の顔を思い描きながら書く一言は伝わる 温かさが伝わり話をしたくなる 子供はどうだった と聞くと 食生活のリサーチになる。
(にしおか)作り置きを送ったりとか あと 電話したり メールしたり「思ってるよ」ということを伝えることが大事だなって思いますね。
(宮下)高齢の方って だんだん栄養とらないでも いいんじゃないって思ったりして、お肉とか お魚とか
あんまり召し上がらないでお茶漬け食べて 漬物でいいというふうに 済まされる方 結構いらっしゃるんですけど でも実は高齢になるほど 栄養素の吸収率も下がっていくので 意識して たんぱく質は特にとらないと不足してしまうんですよね。
(にしおか)もう ざっくり作り置きですね。母 5時とかに起きるんですよ。一緒に起きて 一緒に作って あったかいものを 母が まず食べれるじゃないですか。私が ごはんを作って「味どうかな?」って必ず聞くんですよ。そうすると「塩が足りない」とか 「しょうゆ もうちょっと」とか 必ず言ってくるんで そうすると私も まだ味覚は ちゃんとしてるっていう 確認にもなるし コミュニケーションをとりながら やってますね。
(宮下)そういうふうに お子さんが気遣ってる ということが伝わるだけでも親御さん 何か 大事に思ってくれてるんだな ということを感じますからね。
(賀来)離れて暮らす親御さんと向き合う上で どんな心づもりでいたら良好な関係が築けるでしょう?
(宮下)子どもは子どもの考えがあり 親を心配する気持ちもあるけれど 親には親の生活のペースもあり
親の考えもあるということで 落としどころみたいなのを 対話によって探していくってことが大事なのかなと思う。かつては親が上にいて子どもが守ってもらう立場だった。でも だんだん年齢が上がっていくと少しずつ逆転していって 子どものほうが親のことを心配する立場になっていきますよね。
その立場の転換が なかなか 受け入れられない親御さんもいますし それは それぞれの方のペース
というものがあると思うんですね。
(にしおか)今は同居して わりと自由にしてもらうというか 放っておくというか 覚悟を持って見守る。
でも できてないんですよ。自分に言い聞かせてることでも あるんですけど 例えば けがしたりとか
病気になったりとか うちの母だったら 出かけてったら迷子になって帰ってこれないとか きりがないんですよ 心配したら。今の毎日って 母が生きてきた その人生で紡いできた 自由時間だと思うんですよ。
だから その自由時間を囲わないで 見守ってあげるというのが大事かなって思いながら でも できてないですね。
▽まとめ&感想
私はもう心配される方で、片付けも苦手で 身につまされます。

