あしたも晴れ!人生レシピ・選「逆境を乗り越えるコツ!“レジリエンス”に注目」 放送内容

Eテレ 11月29日(金)午後 8時00分~ 午後8時45分 2019年5月24日に放送したもの

「レジリエンス」とは、跳ね返す力、回復力、困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して、生き延びる力。
私も 「レジリエンス」 という言葉に興味を持っていましたが、何かとっつきにくく、難しそうだなと敬遠していました。テレビ番組なら分かりやすそうと思い、視聴しました。
再放送だったのですね。

最近では レジリエンスに関する書籍も、多数 出版されています。
精神面を鍛えたいという、 ビジネスマン向けの、レジリエンスセミナーも盛況です。
そして医療機関には、 「レジリエンス外来」も登場しました。

「レジリエンスとは何か」を学び、自分の中に育む手だて探ろうというセミナー

仕事におけるストレスに対抗するため 自分の精神面を鍛えたい経営者や会社員が参加しています。
講師は、キャリアコンサルタントの奥 富美子さん。
レジリエンスと聞いてイメージすることを絵に描いてもらいました 。
それを他の参加者に見せて、説明します。

絵を見せ合うのは、互いの個性や良さを認め合うため。
相手に話し 受け入れられることで、自分自身を肯定する気持ちが生まれる。

まず非常に多くの方々が、ストレスを感じていて、乗り越える必要性を、感じてらっしゃる。
日本の場合、 高度成長の時代ですと、誰もが年功序列で終身雇用で、結婚して子どもがいて
マイホームを買ってみたいな、みんなが共有できるサクセスストーリー みたいなのがあった。
今そういう時代ではありませんから、一人一人が違うストレスを感じて、自分なりに乗り越えていくということが、求められていると思います。

スタジオでもレジリエンスと聞いて、メージする絵を描いてもらいました。

国立がん研究センターは3年前、レジリエンス外来を開設

レジリエンス外来では 2枚のワークシートを患者に作成してもらっています。
1枚目は どのような家族のもとで、どのように育てられたのかを、思春期に何を考えていたかなど
自分の歴史について考えます。
2枚目は 病気のことを告げられた時に、どう感じたか、そして これからの時間をどう過ごしていくかなどを聞いていきます。
がんになる前の世界観が何を失ったかってことを理解することが必要。
カウンセリングは1回につき 50分間。4回から8回という短期間で、集中的に行います。

患者自体が自分を苦しめていることの正体に気づき、立ち向かう。
自分は、自分でいいんだ

東京大学准教授で 精神保健学が専門の西 大輔先生

元タカラジェンヌ福麻さん、 レジリエンス外来を受診し立ち直った。

去年の9月肺がんのステージ4と診断された、元宝ジェンヌ福麻さん
この日が8回目。最終回です。
末期がんと宣告されながらも明るさを取り戻した福麻さん。

舞台の仕事に人生を懸けてきました。 そんなさなか突然、肺がんだと診断されたのです。
誰の迷惑にもならずに死んでいこう。自分の始末をして、夏服とかいらないものを全部捨てた。
周りに迷惑をかけてはいけないと、半年後に抱えていた大きな舞台を、自ら降板します。
思春期には「人の目を気にする。 周りに合わせようとしていた」。
成人してからも「人と合わせたいという性格でした。」
そして「病気になって最も困っていることは?」 という質問に対しては…。
「周りの人たちの意見や世話をしてくれたり心配してくれたりすることが、時に過剰となり
自分の中で対処できない時があります」。

自分の感情を押さえ込もうとする、福麻さんに、清水医師はある言葉をかけました。
自分はどうしたいのか? 自分に問うた福麻さん。 最もやりたいことは舞台。
もう一度復帰すると決めたのです。異常に回復しました。

この4月福麻さんは久しぶりに、 舞台で踊ることになりました。
もし体調が悪く、キャンセルすることになっても、許してほしいと伝えての舞台。

自分が本当にやりたいことに、向き合ったから、あれだけのパワーが出るんですよね。

ポスト・トラウマティック・グロース(困難を乗り越えることで人間的成長を遂げる)って、言ったりしますけれども、心的外傷 トラウマを受けたあとの成長 というような概念が ありますけれども、 福麻さんも経験された。

レジリエンスにつながる 主な5つの要素

  • 楽観主義 でいる
  • 恐怖と向き合う
  • 道徳的指針や信仰をもつ
  • 社会的サポートを求める
  • 新たな視点から意味をみつける

災害であらゆるものを失った家族の再生の物語

三重県津市の山林。 杉林を抜けたその先に、 開墾された農地が広がっています。
高原のふもとで6年前から、農業を営んで暮らす村上さん60歳。 およそ60種類の野菜や果物を
自然栽培で作っています。
8年前の東日本大震災。 福島第一原子力発電所で事故が発生。
村上さん一家は原発から、45キロほどのところにある、飯舘村で暮らしていました。
およそ10年かけて作り上げた自然農園が、軌道に乗り始めていたところでした。
自然食のレストランも開き手作りの釜で、焼くピザやパンが好評でした。

前だけを向くと決めた村上さん。
福島県で有機農業を行う農家の、長男として生まれた村上さん。
実家の経営は安定しており、それを継ぐつもりでいました。
しかし21歳の時農業に、身が入っていないという理由で、父親に突然勘当されてしまいます。
村上さんが向かったのは、インドやバングラデシュなど。
20年にわたってアジア諸国で、農業支援協力に携わりました。
そこで培ったのはどんな環境であっても、 柔軟に対応していく力。
問題にぶち当たっても、自分の見方を変えることで、新しい局面を見つけ出すことを
体験として学んだのです。
こうした体験があったことで、不安が全くなかったといいます。

村上さん一家が、この土地を選んだ大きな理由は、飯舘村と似ていたからでした。
自ら建築資材を運び新たに建てた家、飯舘村のレストランと、同じデザインだったのです。

後ろを振り向かない選択って、すごいですね。

今のつらい状態というのが永遠に、 続くわけではないということを、 どこか頭の片隅にでも
覚えておいて頂けますか?
それは楽観主義につながっていくことではないか。
必ずどんな人にも再生するチャンスってあると思うんですよね。
だけど自分が全く動こうとしなかったら、 何にも変わらない。

まとめ&感想

レジリエンスとは、跳ね返す力、回復力、困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して、生き延びる力。

セミナーでは、レジリエンスと聞いてイメージすることを絵に描き、れを他の参加者に見せて、説明します。絵を見せ合うのは、互いの個性や良さを認め合うため。
相手に話し 受け入れられることで、自分自身を肯定する気持ちが生まれる。

肺がんのステージ4と診断された、元宝ジェンヌ福麻さん。自分はどうしたいのか?最もやりたいことは舞台。異常に回復しました。困難を乗り越えることで人間的成長を遂げることができました。

福島の原発事故で家も土地も失った一家が、後ろを振り向かずに前を向いて暮らしを再建できました。

再放送があるようです。12月6日金曜NHKEテレ 午前11時00分~ 午前11時45分
興味を持たれた方、是非ご覧ください。

現在の私も、よろいを捨て、自分が本当にやりたいことは、何かしっかり考え、生きていかなければと思います。もう介護保険被保険者ですから。