大河 徳川慶喜 第11回 「台風の目」▽あらすじメモ▽

チャンネル銀河 2020/9/29(火) AM8:00~

台風の中 倉石佐衛門不明に・辰五郎 慶喜に 新三郎を逃がしたこと告白

一橋家 
悪いことは、重なり、台風も来ていた。
美賀(石田ひかり)は臨月を迎えていた。
土岐信濃守朝義(小野武彦)は、暗い中、慶喜(本木雅弘)に事務報告を行う。
慶喜は台風で神風が吹き、アメリカのハリスの船を吹き飛ばせばよいと言う。
土岐は、ハリスはもう上陸し下田の王泉寺を借りの宿にしたらしいと語った。
ハリスの目的は、通商条約を結ぶことで、幕閣はどうするか聞き及んでいない。
島津の姫が、近衛家の養女になられ、篤君と呼ぶことになった。

平岡円四郎(新井康弘)中根長十郎(信太昌之)新三郎(藤木直人)を探すよう命じた、倉石佐衛門(佐藤淳)はどうしたか尋ねる。
佐衛門は、ここ数日は足を伸ばすと行って、出ていいたきりでございます。

宝船を、描いている慶喜に、浅草の新門辰五郎(堺正章)がお目通りを願っていると伝えられる。
部屋に通された、辰五郎は紋付き袴姿でかしこまり、人払いを頼んだ。
慶喜は、人払いし、新三郎のことかと、尋ねる。
辰五郎は、新三郎はおみよの旦那に斬られそうになり、仕方なく斬ってしまった。ウチの若い者が通りかかり、家に連れてきた。新三郎はその場で腹を切ると言うし、女の方も先に殺してと言う。
私も、好いた同士助けたかった。いままで、申し上げないのは、決心がつかなかった。
二人はどこにいる と聞かれても 言えないと言う。
いかなる理由があろうとも、新三郎は人の女に手を出し、その上相手の男を斬った。放ってはおけない。
新三郎さんが斬ったときだけも見ていなかった。新三郎さんは、腹を斬ることはない。
町方ならいざ知らず、武士には正義がある。生きることより死ぬ方が、正義という事もある。
辰五郎、新三郎に替わって、私が腹を切ります。
止める、慶喜と、平岡。

浅草の辰五郎の家では、れん(大原麗子)が位牌に、辰五郎が朝「おめえはあっちには もったいないいい女だった」と言って、出掛けたので、ピンときた。これから、頭の体引き取りに行かねばならない。私も そちらに行くと語りかける。

ハリスの要求、幕府の対応 決められない

下田 王泉寺にアメリカの旗が揚げられた。ハリスとオランダ語通訳はこう言ってるだろう

「我が国の旗がついに日本に立った。新しい時代の第1歩だ。私たちがこの国を世界に紹介することになるだろう。それがこの国を、誠に幸せにするかどうかは、わからない。私たちが来なくとも、どこかの国が来る。一番の国になった方が、いろいろ有利。まずは日本人に世界の様子を教えなくてはならない。

江戸城
老中阿部伊勢守正弘(大橋吾郎) 牧野忠雅(堀内正美)達が集まっていた。
「下田の王泉寺を借りの宿としただけ、条約文が合一でないことがあろうか?」
阿部伊勢守は「暢気なことも言ってられない。ロシアとトルコの戦が終わり、 トルコに加担していた、フランス、イギリスが通商条約を結ぶため、押し寄せてくる。通商条約となれば、商取引する基準となるも、言葉の行き違いが命取りになる。例えば金銀銅の交換比率など、間違ってしまえば我が国の金銀銅はあっという間に流出してしまう。用心が肝心」
条約を結ぶまで帰らぬと、アメリカ人は、頑固で傲慢。
我が国にも 有名な 大人物がいる。あの対人物が作られた、軍艦「旭日丸」は、浮かばず、厄介丸だった。
ハリスをどのように扱うか尋ねると、主席家老 堀田備中守正睦(有川博)は時を見定め、条約交渉を行うか、帰り願うか見極めよう。諸方の意見を聞くのに、1ヶ月かかる。

辰五郎 家に戻る・新三郎は ‘行方知らず’

辰五郎の家
およし(清水美砂)ガンツム(山下真司)、若衆が飛び込んで来た。
れんは、ガンツムにおよしと一緒に、新門の跡を継ぐよういい、一橋家に荷車を引いて向かおうとしたとき辰五郎が戻る。若衆に祝儀を渡し、辰五郎は、酒を飲み、辰五郎の膝枕で休むれん

ガンツムおよしに所帯を持とうと 言うも、ガンツムは、おかみさんに惚れている指摘され、およしは、一橋の殿様のような人がいいと 言う

一橋家 
慶喜は、平岡に、「新三郎は行方知らずにして、追うのは止そう」と告げる。
松島(岸田今日子)が、「奥方様が先ほどお腹が痛くなり、流産された」 と伝える。
慶喜は、美賀(石田ひかり)を 気にするなと 見舞う。

下田

噂によると ハリスは、お酒も飲まず、タバコも飲まず、奥方もいない。いい加減なことが大嫌い。
ハリスが怒っている。下田奉行にこう言ってるだろう

こんな扱いを受けるつもりはない。私は、アメリカ大統領の命令で来ている。
何度話したらわかるのか?日本政府の代表と話 させなさい。ダメなら、私は江戸に行くだろう。

日本では、すぐには出来ません。江戸間では、10日もかかる。

日本人を二人雇いたいと頼んでも、下田には適当な人がいないと 言い、物を買ってもらえば、泥棒みたいな金を取る。あんたらは世界でも見たことのない、大嘘つきだ。

江戸城
主席家老 堀田備中守正睦(有川博)を前に、牧野忠雅(堀内正美)はハリスは しばらく 下田で不便していただく。 何でも意のままになるのは よくない。
勘定奉行 川路左衛門尉聖謨(勝部演之)は、ハリスの主張は 当を得たもの、アメリカ代表として正式に受け入れる必要がある。
牧野はまずは、諸大名、朝廷、御三家、御三卿とて一言ある。
堀田備中守は アメリカとの条約は、外国と結ぶ最初にして、重要な条約。念には念を入れ、我らの独断で鎖国令を破れない。
目付 岩瀬修理忠震 は応援で下田に向かう。ハリスとの交渉はいつ頃から始められる?
堀田備中守はわからぬ?

一橋家 
慶喜は、美賀に三味線を聞かせる。よくなったら品川の海を見に出掛けよう。
土岐信濃守が慶喜に、倉石佐衛門が大川に浮いていたとの知らせます。
中根長十郎が検視に立ち会い、水死で、死後数日経っていたと伝え、遺品を持参した。
幼少から慶喜と一緒に過ごしてきた佐衛門をなくし、涙する慶喜(21才)だった。

ハリスが怒る度、江戸城は右往左往していた。伊勢守に顔色が悪かった。
ハリスは、江戸への出府、公方様に会うのを希望している。

11月に入って、13代将軍 家定(大出真也)のもとに、薩摩・島津家から 篤(深津絵里)君が輿入れします。

▽まとめ&感想

・台風の中 新三郎を探しに出た倉石佐衛門不明に
・新門辰五郎 慶喜に 新三郎とみよを逃がしたことを告白し、腹を切りわびようとする。
・下田ではハリスとの日米交渉をしますが、幕府は対応を決めらません。
・慶喜は、新三郎を探させた倉石左衛門が大川に浮いていたと知り、涙を流します。
・13代将軍・家定のもとに、薩摩 島津家から篤君が輿入れします。 

条約を迫るアメリカ なかなか決められない日本。 今も昔も変わらぬものです。
武士の 心 、正義 大変です。
れん(大原麗子)の膝枕、 そういえばあんなCMを見ていた気がします。