太平記 3話「風雲児」▽あらすじメモ△京で 御醍醐帝 日野俊基 佐々木道誉と出会う

高氏は上杉家に逗留し京巡り 帝の評判を聞く

京 上杉憲房邸
京の都に入った足利高氏(真田広之)は、母・清子の実家の上杉家の世話になるが、叔父の上杉憲房(藤木悠)はクドクドと上杉家の家柄を説明するばかりで、退屈する高氏・一色右馬介(大地康雄)

高氏と右馬介は楽しい都見物の日々を送る。右馬介はメモをこしらえて、寺社巡りをしていた。

米を売っている所にに人々が殺到していた。右馬介によれば不作で米価が恐ろしく上がったため、が一斗百文と決め、商人から米を集めて売らせていた。
幕府は帝のやることではないと六波羅探題に命じ、お止めたが、民のためと一喝され、続いているそうだ。上杉の御家来衆がいうことに、「帝は、ただならぬお方」

山伏とすれ違い、「地に花を咲かせ、日を登らせ給うものをご覧になりたくば、京へおいでなされまし」という山伏 の言葉を思い出す。人混みの中で右馬介とはぐれてしまった高氏は、鎌倉で山伏にもらった書き付けを頼りに醍醐寺を訪れる。

御醍醐寺で 帝の姿を目にし、日野俊基に北条を討つ計画を教えられる

醍醐寺で山伏にもらった「源海」と書かれた書き付けを見せると、一室に通され待たされた。
待っているうちに、庭から聞こえてくる笑い声を耳にし、中庭を歩き始める。
すると、真っ白な衣冠束帯を身にまとった、高貴そうな人物(御醍醐帝 (片岡孝夫))が扇に筆を走らせているのが目に入った。僧と公家たちがやって来て、挨拶する彼らに、「文観、所望の歌じゃ。与うべし」と、 詩を書いた扇を宙に飛ばす。扇は高氏のところへ飛んできてしまい、思わず受け止める。高氏と目が合うと優しそうに微笑んで立ち去っていく。

高氏を何者と、詰め寄るが、「その者はこの日野俊基の友にて…」と 若い公家が現れた。
高氏は鎌倉で出会った山伏だと気付き驚く。
日野俊基(榎木孝明)は「帝の御製ぞ」と扇を僧に渡す。僧達は「得たり得たり」と大喜びで立ち去っていった。

日野俊基は高氏に先ほどの貴人が、帝(後醍醐天皇)で、三人は帝の側近の花山院師賢四条隆資文観(もんがん)で あることを教える。
そして俊基を含む面々がこの醍醐寺へ忍んでやって来ては、「詮無き話」を重ねていることを明かす。「詮無き話」とは「北条殿を討つ」というものであった。
「根本は、北条殿が、おのれの栄華のために万の民をないがしろにし、人としての、誇りを奪い去った。」続けて しかし我ら公家には、力がない、北条殿と戦うために 大きな武力がいる。私は諸国の武家を訪ねた。ともに北条と戦う、面々を探しに。鎌倉では新田義貞殿に会った。源氏が動けば天下が動く、されど源氏は足利殿が動いて、はじめて動く、新田は非力なり。足利殿が立たなければ、北条は叩けない。諸国で言われた。

また俊基は「とりわけ楠木正成殿は、はっきり申された。足利殿の気持ちはいかがかと」と、楠木正成という無位無冠の河内の住人を「畿内随一の武士」とにらんでいる。その楠木に会ってみないかと誘うのだった。これからすぐ案内するという。
「此処は鎌倉にあらず、京の都じゃ。よろず夢語りと思うて」と最期は押し切られる。

淀の津で日野俊基を助け六波羅の軍と争う

高氏を見失った右馬介が上杉の屋敷に帰ってくると、六波羅探題の武士達上杉憲房に騒ぎが起こることを伝えに来ていた。右馬介は、その中に忍の大蔵という顔見知りの武士がいるのを見つける。忍の大蔵は謀反の疑いで、日野俊基を捕らえようとしていることを右馬介に教える。

高氏日野俊基は馬で、物流の拠点であった淀の津(現京都市 伏見区)に向かった。
淀の津では、土佐の一条家から興福寺に寄進された檜を、手に入れたい興福寺の一党と、借金のカタに取り立てたい北条方の商人とがにらみ合っていた。

木材を積んだ舟が到着し、小競り合いが始まった。淀の津一帯を治める楠木党の楠木正季(赤井英和)が来て、「船荷も蔵も楠木党のものなので、北条の手のものに手は触れさせぬ」と大声で触れる。北条は出ていけ、という声が高まり、北条方の商人達が追い払われる。
楠木正季は日野俊基がいるのを見つけ、六波羅の透破(すっぱ 忍者)が、うようよしているので気をつけろと告げる。日野俊基は人混みの中にまぎれ、立ち去ろうとする。

俊基の後を追おうとする高氏の袖を引き、右馬介が六波羅が日野俊基を追っているので、関わらないようにと告げた。
日野俊基が六波羅の手のものに、取り囲まれたところを、高氏は馬に乗り、俊基を助けあげ、駆ていく。六波羅勢も馬で追いかけるが、高氏は柵を飛び越え、追っ手を振りきる。
六波羅勢はそれでも追おうとするが、正季に率いられた楠木党がたちはだかり、逃げ切った。

佐々木道誉の館に逃げ込み、藤夜叉と一夜を過ごす

夜になり、俊基は同心である、近江の佐々木判官(道誉:高氏 陣内孝則)の京の館へと高氏を案内する。高氏等が部屋に通されると、道誉は派手な赤と金と黒の衣装で、多くの花を差した大きな壺の前で格闘していた。「足利殿は花はお好きか!?立花は……」立花の話を続ける。
そして、自己紹介し、北条殿の世も末であり、畿内の諸大名に帝より北条を倒せと内々の綸旨がでておる。鎌倉は何も知らぬ。足利殿覚悟いたせよ。 と、一人話し続ける。

俊基は四条氏が気になり、佐々木の館を立ち去る。
道誉はなぜか、高氏だけ引き止めた。
佐々木館には花夜叉一座が来ており、白拍子たちの舞を見ながら、宴会に。
その中の藤夜叉(宮沢りえ)の美しさに高氏の目は釘付けになる。
それで花夜叉は藤夜叉を呼んで高氏と引き合わせる。

いつしか高氏は酔いつぶれて眠り込んでいた。
ふと目を覚ますと、側に藤夜叉が控えている。
「今宵はお守りいたすよう申しつけられました」……。高氏は思わず藤夜叉を激しく抱きしめた。

夜が明けて高氏が目を覚ますと、誰も居ない。
塀の向こうに北条氏の紋を付けた赤い旗印が数多くはためくのが目に入り、高氏は驚く。
 京の市中を、六波羅の大軍が駆け抜けていた。
1324年 9月、4000の六波羅の大軍が動いた。公家を中心とした鎌倉幕府転覆の企てが発覚した。
世に言う、正中の変の勃発であった。

▽まとめ&感想

高氏は上杉家に逗留し京巡り 帝の評判を聞く。
御醍醐寺で 帝の姿を目にし、日野俊基に北条を討つ計画を教えられる。
淀の津で日野俊基を助け六波羅の軍と争う。
佐々木道誉の館に逃げ込み、藤夜叉と一夜を過ごす。

何も知らなかった、高氏があっという間に、北条討伐に巻き込まれてしまいました。
御醍醐天皇は神々しいばかりでした。公家の言葉遣いは雰囲気が出ます。
日野俊基も、朗々と高氏に語り、引きつけられました。
婆娑羅な道誉さんも、いかにもな感じでした。
レンタルビデオで、字幕が出せなくて、字が解らないとつらいです。誤字はごめんなさい。