土壌の保水性・排水性を高め、酸性土壌を和らげる燻炭を焼いてみました。
燻炭の使い方を紹介します。無農薬で育てられるように使いたいと思います。
近くで、ぬかやきをしている煙を見かけました。
子供も頃よく嗅いだ、なつかしい匂いです。
このあたりでは、もみ殻を焼くことをぬかやきといいますが、検索すると、レシピが出てきます??
以前は、水稲の種まきに使い、どこの家でもやっていたのですが、田植機の使用により、やらなくなりました。
燻炭をいちごの植え付けに使ってみよう!
ホームセンターでも燻炭としてビニール袋詰めが販売されています。
培養土と混ぜたものもあります。切り藁もありました。
米農家なので、もみ殻は文字通り山のようにあります。
燻炭器を探してみたら、意外なことに普通に、にありました。
ホームセンター ムサシ にて ホンマ製作所製 煙突込みで 1980円でした。
燻炭の作り方
稲刈りの終わった田に、もみ殻を運びます。
煙突を差し込んだ、燻炭器を横にして、燃えやすい新聞紙、小枝を入れ点火します。
縦に起こし、もみ殻をスコップで、かけます。
もみ殻の量は、煙突の空気孔の最上部がかけるまで盛り上げます。
写真は、準備したもみ殻が足りませんでした。
しばらくすると、煙突から青白い勢いのある煙がモクモクと出てきます。
出ていれば もみ殻 に火がついています。
白い煙だけではもみ殻に火がついていませんので、もう一度ばらして、点火し直しました。
しばらくして、煙突付近の、 もみ殻が黒く炭化してきたら、下の方から籾殻をすくいあげて、黒いところにかぶせます。
風が強いと、もみ殻が炎を上げて燃えてしまいますので、こまめに行います。
最近は、戸外でゴミ焼きを行うと、消防車が来たりします。
農業、林業又は漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却は認められていますが、煙がモクモクと出ているのを見ると、少し気になります。
おおかた焼けたら、全体を混ぜ合わせます。
しばらくおくと、全体が真っ黒にるので、燻炭器をはずして水をかけて火を消します。
燻炭の特徴・効果
燻炭を植物の周りにまくことで、泥はねを防ぎ、病気を予防する効果があります。
独特の匂いのため、アブラムシ害虫忌避効果があります。
また、地表の温度を上げ、マルチ効果も期待できます。
燻炭は、保水性・通気性に優れています。
根の成長、植物の成長を助けてくれます。
燻炭のpHはアルカリ性です。
日本は酸性の土壌が多いため、燻炭を撒くことで中和することができます。
燻炭はもみ殻を炭化させたものなので、表面には小さな穴が無数に空いています。
微生物の活動が活発になり、病気になりにくい健康な土壌を作ります。
燻炭の使い道
- いちごのプランター栽培の、野菜用培養土に1割位入れる。
- ジャガイモの植え付け時に、畝に燻炭をばらまいてから少し穴を開け、種芋を置いて植えつける。
- トマト、なすの定植時に、土に燻炭を混ぜる。
- 野菜の播種時の土に燻炭を混ぜる。 覆土に使用する。
- 春、雪の上に、燻炭をまいて、融雪を早める。
まとめ
我が家の野菜は、農薬を使わないよう作っています。除草剤も使いません。
見かけは、とても悪く、どうしてこんなに下手なのと、思いますが、小さい子供に食べさせるため、安心できるものをと、有機栽培を目指しています。
木酢液と同じような効果があるだろうと予想し、来春は、いろいろ試そうと思っています。
きゅうり、なすの害虫小さいナメクジ防止に根元にまいてみる。
トウモロコシに
白菜、キャベツの害虫防止に
菊・バラ栽培に、とにかく何でもまいてみようと思います。