お盆の供花にちょうどいい8月咲き。8月咲き小菊 セットを購入しました。
品種は、『いろは(白)』『にじこ(紅)』『かれい(黄)』です。
うまく育ちますように。育て方メモ、作ってみました。
お盆頃に、咲く菊が欲しいとホームセンターを廻って見ました。
スプレーマム、寒咲はありますが、見つけられませんでした。
そこで、タキイの通信販売で購入しました。
8月咲き小菊 セット 組 2,025円

説明書より大事なポイントをメモにしました。
切り花菊の種類
- 夏菊(5月~8月に咲く)
- 秋菊(9月~11月に咲く)
- 寒菊(12月以降に咲く)
一般的な秋菊は日長が短くなるにつれて、花芽が作られます。
寒菊はその性質が強いため、晩秋から冬に開花します。
夏菊は日の長さに影響されず、苗が一定以上の大きさであり、かつ気温が10~15度以上であれば、開花するという性格を持っています。
夏菊の内、2度咲き菊は、特に早くから咲く菊をいい、切り戻しにより、秋にまた開花を楽しめます。
定植
毎年同じ所に、栽培すると連作障害が出ますので、日当たりの良い場所を選び、定植前に、腐葉土、油かすなどの有機質肥料を十分にあたえて、耕しておきます。
植え溝を切って、10cm間隔に移植ゴテで小さな穴を開けて、根をまっすぐ下にして、軽く土を寄せます。定植が済んだら、十分に潅水します。
肥料は、定植前の元肥中心としますが、葉色が悪い場合は、液体肥料を1ヶ月に1回あるいは、固形肥料を1~2ヶ月に1回与えます。切り花用品種を鉢植えにすることも可能です。
9月から準備してある畑に、植え付けました。1ポットに2本入っていたので、1本ずつ植えました。

摘心
定植して、10日もする (本来5月中ごろ) と活着し、葉の色も緑も増します。
このころ下葉を5~6枚残して、先端部を摘み取ります。
摘み取りはまだ葉が完全に開ききっていないところ(成長を含めて、5mm程度で)確実に行います。
深く摘み取ると側芽の発生が少なくないばかりか、不ぞろいとなり、上部から出た芽が早く伸長して、下部から出た芽は生育が劣ります。
菊の栽培では側芽の伸長をそろえることが、大切です。
(摘心はしなくとも、花は咲きますがしないと背丈が高くなり支柱をするのが大変になります。)
今まで私が植えた菊は、全然手入れをしないので、背ばかり高く ひょろひょろです。
おまけに、褐班病で下葉から枯れてきています。樹木が伸び、日当たりが良くない状態です。
来春は摘心を忘れずにしましょう。
整枝
芯を止めてから、20日もすると、各節から側芽が発生し、10cm以上の側枝に成長します。
立派な花を咲かせるために、大輪咲きは一株から3~4本、小菊は5~6本立ちになるように整枝します。
整枝は、それぞれの芽がよくそろったものを残し、太くて生育の良すぎるものや、細く短いものは節の元からもぎ取ってやります。
脇芽摘み・摘蕾・柳芽
成長が進み草丈が40cm以上になると、各節から脇芽が発生します。
大輪菊の場合、脇芽をすべて、摘みとります。
脇芽はできるだけ早く、小さい内に摘みとります。
開花の1ヶ月前になると、先端に多くの蕾が見えてきます。蕾は中央のものが、一番早く大きく出てきます。中心以外の蕾は、小さい内に摘み取ります。
9月以降に咲く菊は、品種により、7月~8月中に柳芽が発生します。茎頂部に細い柳状の茎が出て生育が止まり、その下から急に側芽が発生し、蕾が出ます( 柳芽 )が、花が咲かないので、摘み取り、最上節の側枝1本を残し、他の側枝を早めに摘む。
菊は、大変手がかかる作物ですね。
伸びてくると倒れやすくなるので支柱立て、紐で固定したり、
朝顔などで使用する輪になった支柱を使用しなければなりません。
近所の畑をまねて、ネットを使ってみました。
病虫害に対しては、育苗段階からの定期的な薬剤散布が効果的です。
同一薬剤の連用は、病原菌や虫に対して抵抗性をつけるため、数種類交互に使用したほうがいいそうです。
知人は、植え付け時にオルトランを撒いておくと、いいと教えてくれました。
花後の管理
夏菊は開花後、地上部を10cm程度残して、切り詰めます。
秋には、株元には、複数の新しい芽が出ています。それをもぎ取って、挿し芽し、秋のうちに定植します。
これからの作業
11月初旬 8月咲き小菊苗購入・植え付け
5月上旬 摘心
5月下旬 ネット・支柱、白さび防除
7月上旬 ダニ防除
7月中旬 摘蕾・スリップス (アザミウマ )防除
病害が出ているので、春になったら、さし芽をして、日当たりのよいところに植えようと思っています。
菊まつりを見ました。
作品はどれも、たくさんの花を同時に咲かせて、長さもちょうど良く揃えて、素晴らしかったです。
摘心・整枝・脇芽摘み・摘蕾・柳芽をしっかりして、大変な手間と思います。