老化・がんの原因「活性酸素」から体を守る

疲れたときに、甘いもの」は逆効果でした。
糖質を過剰に摂取すれば、肥満になり、体内の活性酸素の量が爆発的に増えてしまいます。
活性酸素はいったい、何なのでしょうか?

活性酸素とは、「ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素」のことです。 私たちは呼吸によって大量の酸素を体内に取り入れていますが、そのうちの約2%が活性酸素になるといわれています。

過剰な活性酸素はさまざまな病気の原因に

酸化させる力が強いということは殺菌作用も高いということなので、体に入り込んだ細菌をやっつけるなど、体に必要なものです。
しかし、過剰に発生すると、余分な活性酸素が細胞と結びつき、細胞が老化します。
身近な酸化でわかりやすいのはさびた鉄。
活性酸素が増えると体が酸化する(さびつく)のです。
増えすぎると血管や内臓を傷つけてしまうため、脳梗塞や心筋梗塞、内臓疾患などさまざまな病気の原因になると考えられています。

活性酸素を減らすために

  • タバコを控える
  • アルコールに注意
  • ストレスをためない
  • 慢性的な睡眠不足(22時~深夜2時に睡眠をとると細胞が効率よく修復されます)
  • 軽めの運動を(ウオーキング・水中歩行など)
    (激しい運動は呼吸量が増し、活性酸素の発生を促す)
  • 紫外線を避ける(紫外線に当たると、シミやシワの原因となります)
    (外出時は帽子をかぶる、日光に長時間当たらないようにする)

加齢により低下する抗酸化作用

人間の体にはもともと、尿酸、アスコルビン酸、メラトニンといった抗酸化物質が存在します。
抗酸化作用は私たちの体には、すでに備わっています。
しかし、抗酸化作用は20代をピークとして、加齢とともに低下していってしまうのです。
普段の食事によって、抗酸化作用をもつ栄養素を摂取することが健康のために大切になります

抗酸化作用を持つ食物は

ビタミンC】 ( 緑黄色野菜、フルーツ ビタミンCは水溶性なので生で食べる、洗い過ぎないように)
ビタミンE】 植物油(ひまわり油・やし油・べに花油など)、種実類(ごま・アーモンド・ピーナッツなど)
ポリフェノール
プルーン・りんご・赤ワイン・コーヒー・緑茶・紅茶・ココアなど
フルーツの場合、皮にもポリフェノールが豊富に含まれているため、皮ごと食べましょう。
コーヒーやお茶は、ペットボトルでなく、淹れたてのほうがポリフェノールを多く含んでいます。

【その他】
緑茶のカテキン
ピーマンやニンジン、カボチャなど緑黄色野菜のβカロチン
トマトやスイカなどのリコペン
赤パプリカのキサントフィル
豆類やタマネギ、シソ、緑茶などのフラボノイド
ゴマのセサミノール
ニンニクやキャベツなどの含硫化合物
エビやカニの色素アスタキサンチン

まとめ

健康食品・サプリに出てくる酵素がずらり出てきました。
なるべく食品からとりたいですね。

  • 肉や魚、乳製品などといっしょに摂る
  • 緑黄色野菜β-カロテンは炒めものなどで油といっしょに摂る
  • スープにすると、成分がスープに溶け出して吸収しやすくなる
  • ミックスジュースは量はたくさん食べられないといった人におすすめ

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