あしたも晴れ!人生レシピ★食卓をもっと楽しく!器使いをマスター▽こんな話

Eテレ 2023.2.3
食卓の器使いに悩む方が 器コーディネーターからアドバイスを受けました。器で食卓をぐっと華やかに見せるコツ、1人分の料理を美しくおいしく見せる器の使い方、使い回しに応用が利く神器、ワンプレートはオーバル皿に斜めのラインで盛り付け、おもてなしのテーブルコーディネートと器の使い方。

【ゲスト】虻川美穂子、器コーディネーター 安野久美子、食空間プロデューサー 山本侑貴子
【司会】賀来千香子,小澤康喬【語り】堀内賢雄

食卓の器使いをアドバイス

ゲスト虻川美穂子さんです。
まずは実際に食卓の器使いに悩む 千葉県に住む鈴木秀美さんを訪ねました。夫と大学生 高校生 中学生の子ども5人で暮らしています。
食器棚には たくさんの器がそろっていますが、いつも使うのは白い皿で プラスチックや強化ガラスなどの素材でシンプルなものばかり。景品で もらったものや引き出物300円ほどで購入したものなどです。
器使いの達人 器コーディネーター 安野久美子さん がアドバイスします。
安野さんは 都内で ギャラリーを営み器のデザインも考案しています。さらに自宅での器使いをSNSで発信。楽しみ方を紹介しています。
家にある食器で 何か工夫ができないか、まずは鈴木さんが持っている器をチェックします。
器を把握したところで 実際に鈴木さんが器をどう使っているのか 安野さんに見て頂きます。
この日のおかずは全部で5品。メイン料理のホイコーロー そしてシーフードマリネは白い丸皿に、サラダはプラスチック製の深い器、れんこんチップスは黒の陶器の角皿、こんにゃくの煮物は和柄の磁器の器で 取り皿は いつも使っているというカラフルなプラスチック製の器です。
白が中心で形もメリハリがない、白は画用紙にいきなり絵を描くのが難しいのと一緒、無難になりやすい。そしてマリネ 白い器に同系色のものを入れると映えない
中でも安野さんが一番 気になったのはメイン料理のホイコーロー 埋もれているように感じ 深めの陶器の器を持ってきました。平皿で目立たなかった料理が存在感のある印象に変化しました。
続いては 料理の色がぼやけてしまっていたマリネの器。鈴木さんが雑貨店で購入した思い出のガラスの皿に深い緑の磁器の器を合わせ上級感を出しました。緑とのコントラストでくっきり おいしそうに際立ちました。
より あたたかみを出すためプラスチック素材だったサラダのボウルと取り皿を陶磁器に変更。その結果 バラバラだった器の質感にまとまりが生まれ 一つ一つの料理が鮮やかに見える食卓になりました。

持っている器で食卓をぐっと華やかに見せるコツ

安野さんの持っている器で食卓をぐっと華やかに見せるコツを教わります。
1)基本の白い器表情のあるもの全体に模様のあるものや 縁に装飾が入った皿。
2)食材の色味に合わせて器の色を選ぶ
3)違う形も取り入れる
これらを使うと料理も ぐっと引き立つ すてきな食卓になりました。
VTRに出演の 器コーディネーター 安野久美子さん にきていただきました。
器によって料理が ガラッと変わるので、器って人の心とかを 左右する力があるんじゃないかなと思います。器に関心がなかったが、たまたま入ったお店で目に留まった ちょっと深い緑の豆皿を購入して 漬物を盛りつけたら、何か いつもと違うって感じになったんです。そうなると こっちのお皿も替えてみようかな となりました。

1人分の食事 料理を美しくおいしく見せる器の使い方

一汁三菜は ごはん 汁物主菜 副菜を2つ。バランスよい献立になり和食の基本とも言われています。一汁三菜をベースにした1人分のお膳です。色が白で統一された このお膳。「白い器は表情のあるものを」という安野さんのこだわりを生かし 梅の形のもの 装飾のついたひし形の器などをチョイス しました。
器使いのチョイス
1)色の組み合わせを考える
例えば鮭さけがのった主菜の皿を 白から黒に替えてみると 黒が入ることで少し引き締まった印象に。さらに漬物を入れた白い皿をターコイズブルーのものに入れ替えました。食材の色をきれいに際立たせてくれる青色。こうしたアクセントカラーを取り入れることでより モダンな雰囲気になります。
うつわのコーディネートは、洋服と一緒。自由な発想で使って頂けると家で楽しく使えるかなと。
2)高さを変わる
使うのは高台鉢と呼ばれる脚付きの器です。高さのある器を使うと食卓に立体感が生まれるというのですが 煮物を入れてみると高級感が出てきた。
3)固定概念をはずし 器の可能性用途を広げる
汁わんといえば木の器が よく使われますが、カフェオレボウルを和食にも使え、今回 みそ汁のおわんとして使ってみました。

(賀来)一手間 二手間 加えることでどんどん表情が変わって 本当に食欲をそそりますね。

使い回しに応用が利く神器

神器、神様の器。使い回しに応用が利く器 4つ
1)大皿 …青っぽい 8寸サイズ。24センチぐらいあって メインディッシュの1皿とか、ちょっと縁が立ち上がっているので 汁物もいけるってことで パスタ入れたりします。
2)中鉢…白っぽい 直径15センチ位で ちょっと広めの口径で浅めというのがポイントで、かなりのお料理 賄える。シチューだとかマーボー豆腐入れたり 1人丼 小丼とかに使えます。
3)角皿…黒っぽい 26.5センチ×16センチ 正方形じゃなくて 長方形の形って案外おさまりがいい感じなんですね。焼き魚とか、朝だったら 手軽に済ませたい時は おにぎりと卵焼きちょっと並べただけでも いけます。
4)そばちょこ…白ぽい地紋のあるそばちょこ スープ飲んだりとか 納豆を入れたり、朝食だったらヨーグルトを入れたり、私なんか湯飲み代わりにしちゃう。そばちょこっていろんな形とか柄があるので いろいろ そろえても楽しいです。

ワンプレートはオーバル皿に 斜めのラインで盛り付け

ワンプレートの美しい盛りつけ方
おすすめなのが「オーバル皿」と呼ばれるだ円形の器。丸い器より盛りつけを美しく見せやすいと安野さんはいいます。オーバル皿に軸となる斜めのラインを引き そのラインに沿って盛るようにすれば 料理を配置しやすくなるそうです。今回 ささの葉をオーバル皿の中心に斜めに置いてみます。煮物の汁が気になる場合は豆皿などを使いましょう。ごはんは おにぎりにし漬物を盛りつければ 一目で料理が目に飛び込んでくる色鮮やかなワンプレートの完成です。
家族が多い時とか 1人で済ましたり 簡単に済ませたい時とかはすごく便利かなと思います。

虻川さんと賀来さんの器の使い方 写真で拝見。

おもてなしのテーブルコーディネートと器の使い方

親しい大切な人を招いておもてなしする時の器、テーブルコーディネートとともにお伝えします。
教えて頂くのは食空間プロデューサーの山本侑貴子さん。さまざまなシチュエーションに合わせた豊かなスタイリングを得意としています。テーブルをすてきに仕上げるコーディネート術の達人です。

1つめのテーマは「春めく青空のカジュアルランチ」
次に決めるのが テーマカラーです。今回は春の青空をイメージしたブルー、草花が芽吹き始めるイメージからイエロー グリーンの3色に。
まずはテーブルクロスのセッティングから。今回は ブルーを選択。
ダークな色を使えば テーブルに重厚感を持たせることができ淡い色を使えば明るく軽やかな印象になります。
テーブルランナーを テーブルの中央に、あるいは向かい合う席に縦になるよう敷きます。
ランチョンマットよりも フォーマルな雰囲気を演出できるといいます。これをテーブルクロスの上に重ねることでアクセントになりより華やかな印象になりました。
続いてコーディネートに合う器の選び方。初心者向けのポイントとして白・黒・グレー・ガラス など無彩色ものを使うと テーマカラーにカウントされずに いろんな組み合わせのしかたができます。
今回は花びらのような縁のついた白の皿を使い、一工夫で 一回り小さい皿を重ねました。華やかさ感を出しおもてなし感をアップし、下の皿も次の料理に使うことができ 配膳の手間を減らすことができます。そして飲み物用に用意したのはワイングラス。高さのあるグラスは テーブルに立体感が生まれ 豪華に見えるそうです。
続いてナプキン 今回はテーマカラーに合わせた鮮やかなイエローを使います。グリーンのツタを巻いて 春のみずみずしい空気を感じてもらいます。テーブルの中央には をセッティング。季節感と色を意識し香りの強くないものを選びましょう。これで基本のテーブルセッティングの完成。春の始まりらしい爽やかな印象に仕上がりました。
実際に料理を盛りつけた器をテーブルに並べてみました。前菜を盛るのは木のボードでテーブルになじみやすくパーティーで使いやすいそう。黒の皿は上質な雰囲気を生み出せるのでおもてなしに ぴったり。木、土 、ガラスの素材があることで テーブルに変化が付いて カジュアルな感じになります。

続いてのテーマは「華やぐエレガントなお祝いディナー」
テーブルクロスで選んだのは麻の素材光沢のある糸を使った刺しゅうが高級感をアップします。続いては。選んだのは 先ほどとは打って変わりとてもカラフルな柄の皿。ハレの日には大胆な柄や模様の入った皿も おすすめだといいます。テーマカラーは この皿にある4色 ブルー、ピンク、イエロー、グリーンにしました。
ナプキンは 淡いピンク色を選びエレガントに。さらに畳み方にもちょっとした工夫を凝らし「クラウン」と呼ばれる王冠の形を作ります。平らに置いておくよりもテーブルが華やかに見えます。
テーマカラーで選んだキャンドルを用意すれば テーブルコーディネートが完成。柔らかい色みに包まれた エレガントで華やかなテーブルに仕上がりました。メッセージカードを添えればさらに おもてなし感が アップします。
お祝いの席では使う皿も上質感を大切にします。シルバーの器の縁にあしらわれたもの キラッと光るものがあると華やかになります。さらに料理の色をきれいに見せてくれるガラスの長皿も合わせテーブルをさらに上品にいました。

(安野)器を選ぶところから楽しんでもらいたいと思うんですね。こういうお料理に使おうとか あんなお料理 盛りつけたらすてきだろうな。じゃあ こんな器が欲しいとか。ふだん 料理と気に入った器を使ってみて その驚きとかも 是非体感して頂きたいと思いますし、いろいろ試して頂けるといいかなと思います。
(虻川)自分は知識がないまま ただ好きで器屋さん見ると欲しいと いってどんどん増えていったけど 教えて頂いた神器の サイズ感と高さを ちゃんと押さえてから次に目を向けていきたいと思いました。

▽まとめ&感想

私なんか 無頓着で器は毎日同じものを使っています。今度は神器少しは探してみようと思います。
オーバル皿を使って ワンプレートもいいなと思いました。