あしたも晴れ!人生レシピ「紫外線対策」▽こんな話

Eテレ 2022.4.22
紫外線のシミの影響 長年蓄積・最近急に・インドア派のパターンがある。
紫外線が肌に及ぼす影響 年を重ねターンオーバーが遅くなる。
日焼け止めの選び方や使い方のポイント、効果的な日焼け止めの塗り方、肌をいたわるレシピをご紹介。
【ゲスト】椿鬼奴【講師】皮膚科専門医 赤須玲子 【司会】賀来千香子,小澤康喬【語り】堀内賢雄

紫外線の影響 長年蓄積・最近急に・インドア派

ゲスト椿 鬼奴さんです。
(鬼奴)「結局信じられるのは 素肌だけ!」 ふだん 桃井かおりさんのCMのものまねとか
させて頂いてるのに 紫外線対策は そんなにはやってないかもしれないです。
すごく日が照ってる日に 日傘があればいいかなとか。メークの時に 下地に日焼け止めの成分が
入ってるBBクリームとか塗るんでそれで いいかなとか。
ロケが多くて 一応 ロケが始まる時に 最初には塗るんですけど 長いロケの中 あんまり塗り直しは
できなかったりはします。

埼玉県に住む渡邉さん 45歳。頬の上にできたシミに お悩みです。
30代後半から出始め 色が濃くなって汚くて恥ずかしいです。
渡邉さんは 20代の頃 お子さん屋外で遊ぶことが多かったといいます。

紫外線が渡邉さんの肌にどんな影響を与えているのか 都内の皮膚科診察を受けてもらいました。
診察するのは 皮膚科専門医の赤須玲子さん。30年以上 女性の肌を診察してきました。
赤須さんが診断で必ず聞き取るのはシミに気が付いた経緯です。

さらに表面を30倍に拡大する機械で シミの状態を観察します。
渡邉さんのシミの画像 黒や茶 赤などさまざまな色が混在しています。色の違いは それぞれが違う時期に
できた
ことを意味するそうです。長年 蓄積された紫外線の影響がシミとなって表面に出ているのです。
立体的に見てみると シミが盛り上がっている部分もあります。
肌の代謝の衰えとともに 紫外線の影響で老化も進み シミが イボのように浮き出ているのです。
紫外線による老化は光老化と呼ばれています。薄いシミでも今後 大きくなったり イボになる可能性もあるそうです。

中川さん 43歳です。最近 左の頬に出てきたシミが気になっています。
20代の頃から屋外でスポーツを楽しんできましたが 十分な紫外線対策はしてきませんでした。
赤須さんが診察すると「あるとき パッと出てきたんでは」
「今年のスノーボードで 赤くなりました。」
シミ以外にも 気になった点があります。一見 ほくろのように見え 拡大すると真ん中が へこんでいます。
赤須さんは皮膚がんの一つ基底細胞がんを疑いました。
基底細胞がんは 早いうちに治療をすれば 転移は非常に まれで 完治する可能性が高いそうです。

川原さん 48歳は 室内で過ごすインドア派。 紫外線対策もそれなりに してきたそうです。
赤須さんが注目したのが 額のシワでした。これが紫外線によるシワで 表情ジワです。

紫外線が肌に及ぼす影響 年を重ねターンオーバーが遅くなる

VTRで診察にあたって頂きました皮膚科専門医の赤須玲子さんです。
今回 皮膚がんの可能性があるので ちゃんと受診して病理検査をしたほうがいいと お話しさせて頂きました。基底細胞がんと紹介され がんって名前は付いてますが リンパ腺とか 他の臓器に転移するものではないので 性質の悪いがんでは ないです。

(赤須)昔から「25歳は お肌の曲がり角」って言いましたよね。
25歳を過ぎると肌の生まれ変わるサイクル これ 「ターンオーバー」って言うんですけれども そのスピードが遅くなってくるんですね。
で 皮膚の表面に蓄積されていた メラニン色素が うまく外に排出されずに シミとなって残る。
それが大体40代ぐらいから ちょっと 目立ってくるということなんですよね。

昔に比べると すごく美容治療 進んできて シミは レーザーでほとんど きれいに治ります。
もちろん シミの種類とか あるいは その方の肌質によって 多少 個人差はあります。

できたばかりの薄いシミですと 塗り薬で治療することができ、費用面では数千円ぐらいです。
レーザーですと保険適用がないので 自費になってしまいます。医療機関によって 価格は だいぶ違っていて 一つ1万円もするものから、顔全体 何個 当てても3万円か4万円というふうな感じで まちまち
ですので 治療お受けになる場合は あらかじめ価格などを確認して頂いたほうがいいと思います。

(鬼奴)本当いつかは やろうと思ってるんですけれども、シミが 取っても また別のとこにできたら
二度手間かなと思って ついつい ためちゃってるんですよね。いつか ドカンと一気にやりたいなんて思ってたんですけど。

(赤須)たくさんあれば まとめて一気にやる というのは いいと思いますけども、時期があって 夏の時期は紫外線が強いので レーザー当てたあと いったん かさぶたになって シミ落ちたように見えるんですが
また ちょっと再発しやすいんですね。ですから レーザー当てる時は もう冬。11月から2月ぐらいの時期を選んで行かれたほうがいいと思います。

最初に小ジワとして現れるのが目の周りで 乾燥によるものなんですね。
もうちょっと いくと、深いシワが出てきます。 ほうれい線とか ゴルゴラインマリオネットラインなんていうのは 紫外線の影響が関係しています。

紫外線A波は 皮膚の深いところまで入っていって 真皮にあるコラーゲンとか 弾性繊維(皮膚の弾力をつかさどる繊維)を破壊しますので その結果 深いシワとか たるみが出てきます。

一方 紫外線B波は 皮膚の浅いところ 表皮の部分に とどまって 非常に強いダメージを与える。
ですから皮膚の細胞が壊れたり あるいはメラニン色素を増やして シミを作る。

紫外線によって起こる老化のことを「光老化」というふうに呼んでいます。

自然老化の場合は 年齢とともに 皮膚が だんだん薄くなって メラニン色素が減りますので 色素も皮膚の厚みも薄くなる。
一方 光老化のほうは 皮膚の細胞がすごく厚くなるので 硬く ゴワゴワした皮膚になります。
そして厚みが増す分 ちょっとくすみが かかってくる。メラニン色素が増えますので たくさん
シミが出てくることがあります。

紫外線 真夏 傘を差していたり 帽子かぶっていても アスファルトとかコンクリートは 紫外線 反射します。空気中の分子なども 紫外線 散乱しますので散乱光も気をつけて頂いたほうが いいです。

(赤須)おうちにいても 日焼け止めつけたほうがいいです。日当たりの 良い部屋では 紫外線のA波は
窓ガラス通過してきます。

日焼け止めの選び方や使い方のポイント

お顔の他に 耳・首・唇・手の甲なども ちゃんと日焼け止め塗って頂きたい。
首は どうしても汗かいたりすると流れてしまいますが 首の横の深いシワとか 細かいイボ 日焼けが原因です。

使う量 クリームタイプはパール2個分。一つ分は顔に もう一つは耳 首 手の甲に塗ります。
ミルクタイプは1円玉ぐらいの量です。

(鬼奴)全く達してないですね。どうりで2シーズンぐらい もつなと思ってたんですよね。

(赤須)ただ1回つけただけでは 汗で落ちて だめなんです。
例えばマスクで こすれて落ちちゃうってことがあるので 炎天下のレジャーとかでしたら 1.2時間ごとに重ね塗りして頂いたほうが いいんですよ。

スプレータイプとかパウダータイプ というのも あります。

効果的な日焼け止めの塗り方

東京・中央区にある化学メーカーの開発室で、 スキンケア用品の効果的な使用法などを研究している 研究員の北方一恵さんです。

日焼け止めの塗り方
クリームタイプパール1個分の量を手に取ったら 顔の複数の箇所に クリームを置きます。
置くのは こちらの11点。 額3 左右のほお3 鼻 1 あご1 、頬や額など広い部分には 細かく置くのが ポイントです。伸ばし方にも コツがあります。粘度が高いため 伸ばしきれない部分がないよう 細かく らせんを描きます。次に ムラになっている部分は小さなストロークで伸ばします。クリームタイプは 指の腹を細かく動かすのが ポイントです。

ミルクタイプ直径2センチほどの量を取り 頬 額 鼻 あごの5点に置きます。
伸ばし方は よく伸びるので大きめのらせんを描いたあと 一方向に大きなストロークで伸ばします。
大きく動かすことで1か所に 力が入りすぎず ムラが できにくくなります。

実験によると 不織布のマスクでは紫外線が通過するので マスクでは紫外線対策にはならないのです。
直射光、反射光、散乱光 いろんな方向から浴びるので 隙間から 紫外線が到達してる。

先ほどの方法に もう一手間 重ね塗り。クリーム ミルク どちらのタイプも同じやり方です。
鼻の周りから口元にかけて クロスを描くように 日焼け止めを塗り重ねていきます。
また 日焼け止めのみで マスクをつけている方は おしろいを塗ると 日焼け止めが取れにくくなります。

赤須さんおすすめ 紫外線対策ファッション
帽子は つばの広い女優帽と言われるような なるべく お顔を隠すような帽子をかぶって頂く。
目は 角膜は炎症を起こしやすいので サングラスが必要ですけれども 真っ黒のサングラスは 逆に瞳孔が
縮瞳しないで開いてくるので そこそこ色が付いたUVカットが 100%に近いサングラスを選んで頂くのがいいと思います。
それから 手の甲にも やはりシミが できやすいのでアームカバーをして頂く。
あと 洋服は 肌を露出しないように1枚 羽織るとか 長袖を着るとか気をつける。

傘の色 白い色のほうが傘の中にも 紫外線 入ってくるので やはり色の濃いもの黒に近いものが いいです。黒は生地で生地で止まるので そこで熱が発生し暑いんですけど 皮膚の中までは入ってこないんです。

うっかり日焼けしてしまった時、水ぶくれができるとか やけどを起こしてしまったとか ひどいものになったらば 病院に行かれて頂いたほうがいい。そこまでではない場合は 保冷材でしっかりと冷やす
紫外線を浴びると血管が開くので皮膚の温度 高くなり 皮膚の水分が非常に蒸発しやすくなる。
そこで乾燥も同時に起こってくるので 冷却するだけじゃなくて 保湿もする。

肌をいたわるレシピ

教えて頂くのは 料理研究家のパン・ウェイさん。体を整える 中国伝統の家庭料理を研究しています。

紫外線の影響を和らげるレシピです。
ひんやりおいしい カボチャとミルクのポタージュ
かぼちゃは抗酸化作用のあるβカロテンが豊富。ミルクは カルシウムや亜鉛などミネラルが豊富で
肌のターンオーバーを整えてくれます。

材料(2人分):かぼちゃ 190g、牛乳 カップ1、チキンスープの素小さじ1/2
トッピング(適量) いちご(みじん切り)、アボカド(みじん切り)、松の実、黒ごま、抹茶、クコの実、ローマンカモミール
作り方:10分ほど蒸した かぼちゃ 牛乳 チキンスープの素をミキサーに かけます。
とろみが出てきたら おわんに移してトッピングへ。
古代中国では五色として 食材の色をバランスよくとることで 体が整うと考えられてきました。

肌の代謝アップ イワシのサラダ
いわしは 肌のターンオーバーを促す ビタミンDが豊富です。
付け合わせるクレソン トマト パプリカはビタミンCが多く 紫外線によるメラニンの過剰な生成を 抑える働きがあります。

材料(2人分):いわし(3枚おろし) 3匹、薄力粉 適量、クレソン 1束、黄色パプリカ 1/2個、きゅうり1/2本、キウイ 1/2個、ミニトマト 1個、にんにく(粗みじん切り) 大さじ2、白ごま油 大さじ3、白ワイン(または料理酒) 大さじ1、ベビーリーフ 1袋
ドレッシング 黒酢大さじ1、粗びき黒こしょう 小さじ1/6、塩 少々 ミックスナッツ(みじん切り)20g
作り方:野菜 果物の下準備 それぞれ食べやすい大きさに切っておきます。
3枚におろした いわしの水けを拭き取り 両面に薄力粉をまぶし 余分のものを落とす。
フライパンで ごま油と みじん切りにした にんにくを温め 油に香りをつけます。
にんにくは 濃いきつね色になるまで炒めるのがポイントで香ばしさが出ます。
次に にんにくを取り出したら いわしをしっかりと焼きます。
いわしの臭みをとるポイントが白ワイン。仕上げに黒こしょうを加えます。
次に作るのはドレッシング。いわしと野菜を盛りつけ カリカリに炒めた にんにくをのせて 完成です。

肌の弾力アップ 牛肉と厚揚げ豆腐のソテー
牛肉の動物性たんぱく質は肌の弾力を保ち ターンオーバーを促します。

材料(2人分):牛肉(赤身/焼肉用) 200g、厚揚げ豆腐 1丁、白ごま油 小さじ2
タレ にら(5mm幅に切る) 15g、小ねぎ(みじん切り) 2本、しょうが(皮ごとみじん切り) 小さじ1.5、しょう油 大さじ3、黒砂糖 大さじ2.5、赤ワイン 大さじ1、ごま油 小さじ1
作り方:フライパンに白ごま油を入れて牛肉の両面を焼きます。豚・鶏肉でもいいです。
次に厚揚げ豆腐の両面を軽く焼きます。厚揚げ豆腐は 植物性たんぱく質が豊富で脂質も含み 肌の乾燥を防ぎます。
にら 小ねぎ しょうがでソースを作ります。βカロテンが多い にらや ねぎ。しょうがは免疫アップのため
皮を使うのも ポイントです。
しょうゆ 黒砂糖 ごま油 隠し味で赤ワインを加えます。
もう混ぜるだけです。最後は皿に盛りつけて完成。ソースと一緒に頂きます。
「薬味をたくさん使っていますので ポカポカする 血の循環が良くなり 肌の調子も良くなる」肌に うれしい食材で 体の内側からも紫外線対策 いかがですか?

紫外線から肌を守る栄養素や食材まとめ
・ビタミンC:抗酸化作用がある メラニン過剰生成を抑える役割があります。野菜・フルーツなど
ビタミンE:血流を良くする作用あります。
βカロテン:色の濃い緑黄色野菜。
ポリフェノール:抗酸化作用があります。赤ワイン・チョコレート・お茶。

睡眠
お肌にとっては夜の10時から午前の2時ってゴールデンタイム。副交感神経が優位になる時間帯なので できるだけ この時間帯には寝て頂きたい。

肌というのは 常に新しく生まれ変わってるんですね。ですから何歳になってからでも リセットできるんですよ。なので今からでも遅くないので ケアをして頂きたいと思います。

▽まとめ&感想

紫外線 もうこの年になると まーいいやと思っています。汗をかくうえにクリームでベタベタも嫌でそのまま外に出てしまいます。