Eテレ 2023.6.24
家庭で簡単にできる簡単な湿気対策、リビング・浴室・押し入れの換気☆
カビ対策・3日に一度 床 掃除する☆
カビを生えにくくする 浴室掃除の方法・洗剤の使い方☆
エアコンの電気代を節約
【ゲスト】安めぐみ
【司会】賀来千香子,小澤康喬【語り】堀内賢雄
家庭で簡単にできる簡単な湿気対策
NPO法人日本健康住宅協会の栗原潤一さんに湿気対策を小澤アナが教わった。
■人が集まる リビング
呼気・汗・ 部屋干し で換気が必要。
・対角線になるように 10分間 窓とドアを開け 空気の流れをつける
・対角に出来ないとき 扇風機やサーキュレーターを窓の近くに外向きに置く
■浴室
入浴後 換気扇を回し 窓を少しだけ開け(カビの胞子を招き入れないように) 入り口のドアを閉める。(湿気が室内に入らないように)30分から1時間ぐらい
窓がなければ ドアを拳くらい開け ここから入ってくる空気も 換気扇に向かって流す。
■和室 押し入れ
100円ショップのすのこを結束バンドでつなぎ、ふとんの下、裏に置く。
3日に1度 5分ぐらい風を通す。クローゼットも同じように。小さな除湿機使ってもよい。
やる気・根気・換気 まめに行う。最近の住宅は 高気密になったので意図的に換気が必要です。
意外な湿気の発生源
・観葉植物 与えた水 葉っぱから蒸散して 多すぎると 問題を起こす。
・料理 レンジファンを必ず回して 調理の時に出た水蒸気は極力 始める前 弱・料理中 強・終わった後もしばらく弱で回す。大体1時間 お料理をして換気扇を回していない場合 コップ2杯分の水にあたる湿気が出てくる。
安さんの夫の部屋 日が当たらず いつもモアットとしているそうです。
エアコンの除湿機能や 除湿機を使う。
2003年の改正建築基準法以降に建てた住宅であれば、24時間換気システムなどの機械換気の設置が義務づけられました。作動させておきます。
水分の出ている場所の見直しと換気の確認 風通し良くする。
カビ対策
20度から30度の温度 + 60%以上の湿度 +ホコリなどの 栄養 でカビが増える。
カビを吸い込むと 喘息や気管支炎の原因となる事もある。
(農学博士 浜田信夫さん)カビは定着して胞子をを作るのに3日かかるので、それまでにとってしまえばOK! カビが胞子を出す前に 3日に一度 床 掃除する。カビは 寝ている間 皆さん動きませんから床に落ちる。カビを増やさないためには3日に1度 朝の床掃除をオススメします。
歯ブラシの根元に食べかすがたまり黒カビが発生する。身体に優しい 50度のお湯に2分つければ殺菌できる。耐熱容器に沸騰したお湯と水を1対1に入れ 2分間 つければ大丈夫 水気をしっかりとって乾かす。
カビを生えにくくする 浴室掃除の方法
ハウスクリーニング会社に勤める 中平成昭さんはこれまでに掃除したお宅は 4000軒以上。社員の指導役も務める掃除のプロ。
浴室のお掃除に プロが使うものは ホームセンターで売っているものと変わりません。
■中性洗剤は 普段使いで壁 床 洗面器を洗っても 端の汚れが残る。これは石鹸カス なので
■酸性洗剤をスポンジにつけ塗って、つけ置きにして 5~10分後 ブラシで軽くこすり 水で洗い流せば 綺麗になる。
風呂掃除の洗剤
中性洗剤 | 酸性洗剤 | アルカリ洗剤 | |
長所 | 軽い汚れ◎ ふだん使い | 石けんカス◎ 水アカ(鏡)◎ | 皮脂汚れ◎(バスタブに向く) カビ◎(カビ取り材) |
短所 | 頑固な汚れ落ちにくい | 刺激が強く 素材へのダメージ大 | 刺激が強く 素材へのダメージ大 |
注意点7 | 手袋着用 | 手袋・マスク・ 保護メガネを着用 | 手袋・マスク・ 保護メガネを着用 |
月に1回掃除すれば大丈夫 。絶対に洗剤は混ぜない。有毒ガスが発生する。
エアコンの電気代を節約
中村剛さんは 電力会社に勤める家電のエキスパートです。テレビや雑誌 動画などさまざまなメディアで 日々 家電に関する情報を発信しています。
中村さんが訪ねたのは神奈川県にお住まいの下倉幸子さん。下倉さんは夫と息子の3人家族。梅雨の時期の電気代でお悩みがあるそうです。2023年4月の電気代は 8103円でしたが 、夏場に エアコンを使うと1万2~3000円になります。
実は家庭で使っている家電の中で最も電力を使うのがエアコン。夏場は家で使う電力の3割以上がエアコンで、エアコンの節電は電気代の節約に 大きな効果が期待できます。
運転前のフィルター掃除が重要で 安全のために コンセントを抜いて 行います。
下倉さんは 暖房終わりの3月に掃除をしており とても綺麗です。掃除をしないと 25%の電気量アップになります。
掃除機のノズルを替え ブラシ付きでフィルターを外側から行います。新聞紙の上におくと埃が床に落ちません。汚れが残るようなら 裏から水洗い、中性洗剤を使い洗います。その後よく 乾かします。
月1回の掃除で、年990円の節約になります。
室外機の前に物があると熱が排出されにくいので、室外機の前には物を置かない。室外機が熱くなると熱が冷めにくくなり、余分な電力を使ってしまう。室外機カバーを使うのがおすすめです。
■エアコンの使い方
暑い時すぐにエアコンをつけずに5分ほど 換気をしてからつける。
設定温度、今 国は28度設定を推奨。
1度設定温度が変わるごとに 年間940円 節約できる。
ただ暑い時は熱中症になってしまうので、無理をせず設定温度を下げてください!
・つけっぱなしが正しくて 1時間 外出するならば 切った方がいい。
・カーテンやすだれ グリーンカーテンを使って直射日光が入らないようにする。
・エアコンと扇風機やサーキュレーターと併用する。
・「温度を下げる」より「風量を上げる」
「ポジティブな買い替え」
昔のエアコンは消費電力を使ってしまうので、エアコンを買い換えることで節電につながるという考え方もあります。
東京都では省エネ家電への買替えで、商品券等に交換できるポイントもらえます!
「東京ゼロエミポイント」(こちら)
お住まいの自治体に問い合わせてみてください。
経済産業庁 資源エネルギー庁のポータブル サイト (こちら) さまざまの情報が紹介されています。
メリハリをつけ無理のない範囲で体調に合わせ 熱中症に注意しながら節約するようにしましょう。
▽まとめ&感想
簡単な湿気対策 リビング・浴室・押し入れの換気 役立てようと思います。
カビ対策・3日に一度 床 掃除、拭き掃除 実践しなければ!
エアコンの電気代をなんとか節約しながら暮らしたいですね。