あしたも晴れ!人生レシピ「コロナ禍に、オンラインで人とつながる 」▽こんな話

Eテレ 2021.9.10
コロナ禍でレッスンも発表会もストップした女性は動画共有サイトを発表の場に。
堀池喜一郎さん 80代コンビで動画制作 のめり.com。
緩さが魅力 研ナオコさんの動画 不安を感じている若い世代に心響く。
くるめオンライン公民館」 年代を超え参加。
オンラインで発信したり 交流する際の注意点。

【ゲスト】研ナオコ【司会】賀来千香子,小澤康喬【語り】堀内賢雄

コロナ禍でレッスンも発表会もストップした女性!動画共有サイトを発表の場に

新型コロナ対策で外出を控える中 オンラインで自ら発信し 楽しんでいるというシニアが増えているそうなんです。
今回のゲスト研ナオコさんです。研さんは去年3月から 動画の投稿を始められたということですけれどもやってみて いかがですか?
楽しいです。自分のやりたいことができるっていう。そのかわり 家でやってるんですっぴんなんですよね。

まずは コロナ禍で人と直接 会う機会が減る中 オンラインで自ら発信し 新しい楽しみを見つけたというシニアの方を取材しました。
今年4月から動画投稿を始めた女性の動画です。投稿しているのは橋本恵子さん。
50歳で始めた趣味を見てもらう場が欲しいと投稿を始めました。
編集アプリの操作も お手のもの。月に2本ペースで投稿しています。
動画投稿を始めた きっかけは緊急事態宣言。せっかく始めた習い事のレッスンや発表会も なくなってしまったからです。
「発表する場も 目標もないとつまらない。」

橋本さんの動画作りをサポートしたのが 今年4月 コロナ禍で外出を控えるシニア向けに オンラインで動画教室を開きました。橋本さんの動画作りをサポートしたのが 桑原 静さん
「コロナで 家に閉じこもりがちなシニアが多かった。皆さんYouTubeを見ている。見るだけでなく 自分で何か作って 発信する面白さを伝えたかった。」

橋本さんは3か月間 講習を受けました。
投稿の回数を重ねるごとに映像に工夫を凝らすようになりました。
写りをよくするため100円ショップでカーテンを購入三脚も そろえました。
さらに 新たなチャレンジも。動画のネタを増やそうと 興味があったパーソナルトレーニングを思い切って始めることにしました。
動画作りのおかげでトレーニングに熱が入るそうです。
「自分の趣味の記録の場を 共感できる人に見てもらったら 作りがいやりがいがある。」

堀池喜一郎さん 80代コンビで動画制作 のめり.com

一方 自分の企画を動画にするシニアも。堀池喜一郎さん(80歳)
去年12月から 好きなことにのめり込んでいるシニアをインタビュー。その様子を投稿しています。
その名も堀池喜一郎の「のめり.com」(こちらから)

これまで7人を取材しました。
今回は 巨大オブジェを飾る花屋さんを紹介
「好きなことを一生懸命やっている人がいるじゃないですか?そういう人を何人か並べて紹介したら面白いじゃないかと」

早くから セカンドライフを考えていた堀池さん。現役の会社員の頃から副業で シニア向けのパソコン教室で活動を始めました。
退職後は教室をNPO法人化。行政からも仕事を請け負い当時は代表として取材を受けたことも。
次に竹とんぼ教室も。シニアだけではなく 違う世代と広く関わりたいと考えたからです。

忙しく活動する中 妻が病に。介護のため 遠出をやめた堀池さん。
そこで始めたのが散歩その様子をSNSに投稿したところ、一緒に歩きたい人という人が増え若い世代も参加するイベントに。
この散歩の会で知り合ったのが手塚三郎さん(85)。
動画チャンネルのカメラマンです。趣味で 20年以上映像制作をしてきた手塚さん。初めて参加した散歩の会でその腕前を披露しました。

堀池さんは その出来に驚き 一緒に動画を作らないかと誘ったのです。
そして去年12月、80代コンビの動画制作が スタート。

この日は パソコンのサポートをしている 男性を取材。
台本作りと聞き手は堀池さん。撮影と編集は 手塚さんが担当です。
けんかしているように見えても お互い刺激になっているんだとか。

動画発信は自分探し! 見て認めてもらい! 励みに

いいですね。 何か 楽しそうでね。
(賀来)人生 楽しんだもの勝ちだなと思って。
シニアと共に コミュニティービジネスを手がける桑原 静さんです。

動画作りというのは、最近は やっぱりスマホで撮って そのまま無料で使えるアプリがあったりするので、散歩に行って撮って その帰り道で 編集するという方もいたりだとか。
最初は ちょっと簡単な編集で だんだん 面白くなってくると音楽を入れたりとか 字幕を入れたりとか
はまっていく方 多いですよ。

(研ナオコ)私は撮られるばっかりで、編集とか音楽は息子データを息子に送って 全部やってくれてます。

80代の男性同士が SNSで出会ってそして組んで動画を作ってるって もう いかにも楽しいじゃないですか。

桑原さんはね お二人のことも よくご存じだということですけども ちょっと私たちが びっくりしてしまった あの激しいやり取りも あれも お二人の仲の表れなんですか?
日常の風景です。

シニアにとって 動画を発信する魅力は、橋本さんみたいに 動画を作ろうと思った時に 何のネタを発信すれば いいのかなとか。そうすると 自分と向き合うことになりますよね。
私そういえば 昔こういうの やってたなとか、今こういうこと好きで こういうの誰かに 見せたら反応あるんじゃないかなとか、誰かが喜んでくれるんじゃないかなって。
それで先ほどの 反応があって、パーソナルトレーニング始めてみようかなとか、どんどん新しいことに
挑戦したり 新しいネタ探しとして目を向けていく
っていうところは 面白いのかなと思います。
発信してるようで 自分探しという。

あとは いいねとか 見てもらえるっていうところで シニアになると なかなか褒めてもらう機会もないので、誰かに やっぱり認めてもらったとか 見てもらったっていうのが すごくやる気になるというか
励みになるなというのは思ってます。

緩さが魅力 研ナオコさんの動画 不安を感じている若い世代に心響く

研ナオコさんの動画家族やスタッフとの飾らないやり取りで人気を集めているそうです。
・オンライン注文にチャレンジした動画

・旦那に連れられ屋上でキャンプ

発信を始めた きっかけは コロナで、仕事が 一切できなくなって。
本当に よくして頂いた志村けんちゃんが入院して 息子から「ちょっと アマビエの絵 描いてみない?」って言われて。
絵を描いてるとこ撮って、「やっぱりアマビエになって」って言われて、100均でいろんな物 買って
フェルトの生地を買ってきてくれて、それを家族と みんなで一緒に作って。
これで笑ってもらえるといいねって 思いながらね みんなで言ってたんですよ。

テーマや内容は、一応 こういうの やってみませんか と マネージャーとか息子とか来て
「そうだね じゃあ それ やってみようか」って。
自分で好きなものをやってみたいなというのをやってもらったりだとか そういう感じですね。
でも何か楽しんでもらえてるんだったら いいやと思って。

桑原さんは 研さんの動画 を見て、作り込んでないところが すごい ゆったりとした感じも見やすくていいです。

シニアの動画というのは もちろん同世代の人も多いと思いますし あと意外とね 若い方。
子ども世代ぐらいの方が見たりとか 若い方が見たりしてるんですよね。
今って 人生100年時代とか 言われてますけど 長生きする中で やっぱり不安に感じてる若い世代というのが大変 多くて いつまで生きるのかとか 年金もらえるのかとか含めて やっぱり不安を抱えてる世代って多いんですね。
でも その時に何か生き生きしてたりとか、楽しそうにしてたりとか、本当 素でね こうやって日々 家の中でも楽しめてたりとか そういう年配の方の姿を見ると あ~ 何か 年取っても楽しそうだなとか 何か長生きするのも悪くないかなとか。
何か若い人って、年取った おじいちゃん おばあちゃんと自分が地続きじゃないような感じ。
おじいちゃん おばあちゃんって 生まれた時から おじいちゃん おばあちゃんなんじゃないかって。

「くるめオンライン公民館」 年代を超え参加

違う世代の人と一緒に企画を発信する シニアの方を取材しました。
地元の人を中心に オンライン上に集まる 「くるめオンライン公民館」
月に1回 さまざまな企画を 8時間にわたり発信しています。

企画を作るのは 多くが久留米周辺に住む人たちです。
会社員 教師 主婦など いろいろな人が 地元向けの話題を発信します。
これまで 特産品の久留米絣の紹介。
みそ作りや,、地元の川で 生き物観察の 生中継などの企画がありました。

オンラインの公民館を始めたのは 地域活動やシェアオフィスの運営などを 行うイベント会社です。
代表の中村路子さん「コロナ渦で街がストップ 居場所もなくなって ここで何か できないかなって」考えたそうです。
去年5月に始まり 開催回数は 50回を超えました。

企画を担当する 江上憲一さんは最高齢の80歳。これまで10回 発信しています。
日常生活をテーマに 参加者が 気軽に語り合う場を作るのが 江上さんのスタイル。

江上さんが地域での交流に 興味を持ったのは退職後。ふるさとの久留米に 帰ってきた時のことでした。
そのころ 母親が他界。後に母が認知症だったことが分かったそうです。
後悔から 認知症の人や その家族を手助けする「認知症サポーター」になりサポーターを増やそうと 活動していました。
そんな活動が 緊急事態宣言でできなくなりました。

その時 SNSで知ったのがオンライン公民館だったのです。
新しい友達 付き合える方が増え、出会ったのは きんちゃんこと 川嶋睦己さん(42)
世代の離れた2人で 一緒に 企画を発信することにしました。
きんちゃん・けんちゃん」でテーマ設定は江上さん。進行や まとめは 川嶋さんが担当します。

この日は 次の企画「防災」に向け打ち合わせ。
江上さんは自分の話す量と 参加者の 発言時間をどう仕切るか 相談しました。
きんちゃんが提案したのは ゲーム形式で発言する方法でした。
パンパンって 手をたたいて 例えば果物だったら パンパン…
1つずつ パンパンって言ってってください みたいな感じで。

本番当日。江上さんには もう一つ 新たな取り組みがありました。
オンラインが初めてのシニアに 配信会場に来てもらい サポートしながら参加してもらおう というのです。

いよいよ配信開始。
ねらいどおり テンポよく進めることができました。
ところが ここで トラブル発生。
初参加の男性の声が 聞こえなくなってしまったのです。
江上さん フォローへ。 ミュートになっていたマイクをオンに戻しました。
20人が参加した1時間の企画、無事に終了しました。

江上さんは「参加された方が楽しかった。役に立ったと言ってもらえばいい。情報や話を聞くことが出来るという期待が大きい」と語った。

いいですね。 ああいう 集いね。
つながるって大事ですね やっぱり。
40代 80代のコンビというのは、若い子は若い子 年取った人は年取った人ではなくて
やっぱり みんなで明るく前向きに笑顔で何かができれば いいかなって思いますね。

桑原さんは 違う価値観が合わさるというのは すごくいいと思っていて。
さっき 防災がテーマでしたけども
やっぱり 80代が感じている防災。
例えば足が悪くなってとか 荷物 そんなに持って逃げられない とかっていう やっぱり課題と
若い人が持ってる課題 例えば子どもが ちいちゃい赤ちゃんだけど どうしよう どうやって どこに連れていこうとかやっぱ違うと思うんですよね。
だから いろんな意見が合うことで 地域の課題が より見えてきたりとか 広い視点で分かるようになるっていうそれも すごくいいと思っていて。
やっぱ そういうのが防犯とか防災とか 含めて 豊かな地域づくりに つながるんでは ないかなというふうに感じてます。

シニアの皆さんが オンラインで発信したり 交流する際の注意点

個人情報に注意
特に やっぱり散歩の動画って、家の近くの電信柱に 何丁目って書いてあったりするので 気をつける
肖像権とか著作権
集合写真 撮って 許可もらってないのにお友達のやつ 使っちゃったとか、お孫さんの運動会 撮って
そのまま 級友が映ってるのに載せちゃったとか。やっぱり必ず許可をもらう。
・ ユーザーのオンライン上のやり取り
私は いつも お勧めしてるのは基本的に コメント欄は あまり オープンにしないほうが慣れるまで いいですよっていうことはしてます。あとSNS 実際に知り合って どんな人か分かってから お友達になったほうがいいですよというのは お勧めしてます。

不安な時は動画 作ってそれを家族に見てもらったりとか、詳しい人に大丈夫かな?と事前に チェックしてもらうというのも いいかもしれないですね。

シニアの皆さんが オンラインで つながるということの意義は?
オンラインというのは 画面から どこにでも つながれるわけ ですから利点は大きいですね。

(研)皆さん 楽しそうにやってるなと思って。
やっぱり本当に いくつになっても 自分が何か 役に立つとかね 喜んでもらえるって うれしいし。
あと また自分が それによって皆さんと 交流することによって 好奇心が くすぐられて もっともっと知りたいっていう それが本当に生きがいだったり 本当に元気の源になるんで 本当そういう意味では やっぱり オンラインって すごいことなんですね。

▽まとめ&感想

コロナ禍でレッスンも発表会もストップした女性は動画共有サイトを発表の場に。
堀池喜一郎さん 80代コンビで動画制作 のめり.com。
緩さが魅力 研ナオコさんの動画 不安を感じている若い世代に心響く。
「くるめオンライン公民館」 年代を超え参加。

皆さん ネットをうまく活用していらして スゴイですね。
私も スマホで撮った動画 途中でとんでもない方向に飛んでしまったりして せめて要らない部分をカットできないかと思っています。