あしたも晴れ!人生レシピ「 オシャレをもっと楽しんで!自分の魅力を引き出そう 」▽こんな話

Eテレ 2021.4.30
人気スタイリスト杉山律子が50代の女性に魅力をアップさせるおしゃれのコツを伝授
大人ファッション 賀来さん 私服のコーデを紹介
着物を楽しく着こなす シーラ・クリフさん
新進気鋭の着物デザイナー 芝崎るみさんも着物が楽しい

【ゲスト】青木さやか 杉山律子【司会】賀来千香子 小澤康喬【語り】堀内賢雄

人気スタイリスト杉山律子が50代の女性に魅力をアップさせるおしゃれのコツを伝授

最近 外出する機会も減りオシャレしていない方 多いのでは?
そこで今回は 自分の魅力をアップさせるファッションのポイントをお伝えします。

ゲスト 青木さやかさんです。
こういった番組があると もちろんオシャレしてきますけれども、ふだん楽しめてるかっていうとそんなことはないですよね。
ふだん着は ほとんどゴムに見えないゴムの服。楽な服を選んでしまいますね。
同じような色ばかりになる。同じような形ばかりになる。
ここを隠したいとかどう見られるだろうとか 結局自分が楽しんでる感じはあんまりないですよね。

まずは 50代になって ファッションに悩みをお持ちの女性を取材しました。
神奈川県 藤沢市 嶋田さん
50代のこちらの女性 自分の年齢に合ったファッションが分からないという悩みを抱えていました。
服は 柄ものばかりのワンパターン。
しかも ポッコリしたおなかを服で隠そうとすると…。
「隠そうと 丈の長い 洋服を選んでいたので すごく太って見える」

この日は チュニックにパンツを合わせたカジュアルスタイル。
「ずっと40代の頃から似たような楽な服を選んでしまっていて、ほぼ同じようなもののローテーションでずっと来てるんですね。」
実は このスタイルは今日だけではないんです。
トップスはふんわりした腰丈のチュニック。合わせるボトムスは 細身のパンツ。
この10年間 家にいる時も 外出する時もほとんど この組み合わせだけというマンネリファッション
若い頃は 体形が今よりほっそりとしていたのでウエストのしまった服も着こなしていました。

ところが、家庭にいるようになってからは ついぴったりな洋服よりはこういったチュニックのような 体形が カバーできる洋服を選んでしまってます。
マンネリスタイルは 体形カバーのためにしかたなく。そのせいで 心からオシャレを楽しめていないといいます。

さらに年齢を重ねるにつれて新たな悩みも出てきてしまいました。
クローゼットの中を見せてもらうと、同じような柄ものが ずらり。
「特に花柄が好きなのでそれを基本に選んで、黒白よりは色が付いたものが好きなので、ただ50代になっても そういった明るめといいますか、20代の頃に好きだった色を実際着ていていいのか どうかというのはちょっと悩んでます。」

どんなふうに イメージチェンジしたいのでしょうか?
「菜々緒さんみたいにかっこいい女性になりたいので、ちょっと年齢は開きがありますけども りんとしてる感じのイメージがあるので そういったようなシンプルで それでいて大人びた服装が何か とてもいいなと思います」

そこで今回 そんなお悩みを解決してくれる人気スタイリスト 杉山律子さん登場。
体形をカバーしながら洗練された大人スタイルに大変身!

「嶋田さんのファッションを見てもらったところ 気になる点が。チュニックのお尻が隠れるギリギリの丈ですそ広がりの形というのが、それに細身のパンツを合わせることでより 上半身が大きく見えてしまうという結果になってしまいます。嶋田さん拝見していると なりたいイメージも すごく明確にお持ちですし、そういうところに寄せながらいくというのは すごくやりやすいかなって。すごく変わられると思いますね。」

年齢を重ねると やはりファッションに関しても 難しさが出てくるというものなんでしょうか?
「そうですねやはり体形をカバーしたいところが出てきたりですとか、肌の色もくすみが出てきて似合う色がちょっと変わってきたりとか、何をどう合わせていこう というのでも やっぱり悩まれる方はすごく多いと思います。色を逆に増やしすぎてしまうことで、まずは色をまず限定してというところをおすすめはしています。」

ファッションの悩みを解決するポイント
自分らしさのイメージの軸をしっかり持つということが大事かなと思いますね。まずは ファッション誌とかでも何か 自分が好きなコーディネートをいろいろ集めてみてその中から共通点を見つけるというのも自分の好きなものを改めて知るというきっかけにもなるのかなと思います。」

今回は リモートで嶋田さんのお悩みを解決します。
オシャレになるための最初のステップは「自分の体形を知る」ことです。
杉山さんが用意したのは「体形の好き嫌いチェックリスト」。
背の高さ 首の細さや肩幅ボリュームがあるのは 上半身か下半身か、ウエスト お尻 脚の形などこうした項目の中で自分が好きだと思うところと嫌いだと思うところをチェックします。

「好きなところは 首が細い。逆に嫌いなところは下半身にボリュームがあるウエストが太いお尻が大きい」という結果に。
嶋田さん自身は下半身に悩んでいたようですが、改善すべきポイントは 果たしてどこなのか 見極める必要があります。
そこで杉山さんが提案したのは、「全身の姿を前面と横面とあと後ろ姿も写真に撮ってみて頂けたらなと思います。やはり自分が思い込んでいる自分の姿と周りが見た嶋田さんの姿というのが だいぶ ズレが生じていることも大きいので、是非 ここは客観視をしてみて頂けたらなと思います。」

例えば タイマー機能などを使えば、スマートフォンで簡単に全身写真を自分で撮影することができます。
嶋田さんが前 横 後ろ姿を撮影してみたところ思わぬ発見がありました。この横向きの写真です。
「胸からおなかにかけて妊婦のようにといいますか、隠そう隠そうと思って お尻が隠れるような丈の長い洋服を選んでたもので 何かすごく太って見える。」

「私が拝見したところでは実は嶋田さん胸が大きいんですよね。おなかよりも きっとね 胸のほうが全身のバランスをもう少し注意されるととっても すてきになられるんじゃないかなと思いますね。」

続いてのステップは「ベースカラーを決める」です。
「例えば好きな色ってどんな色ですか?」
「一番好きなのは薄い紫色ですね。あとはピンク系ですとか。」
「そういう色ってとてもすごくきれいなんですけれども、実際コーディネートに取り入れるというと、主役カラーというふうになるんですね。要は主張する色たちになるんですよ。なので主張する色たちだけではコーディネートってうまくまとまらないことが多いんですね。
なので主張する色たちをまず陰で支える引き立て役の色、いわゆるベースカラーって私は呼んでるんですけれどもベースカラーの存在がとっても大事なことになってきます。」

杉山さんが おすすめのベースカラーはこの7色。この中から3色を選んでもらいます。
必ず入れてほしいと考えているのが。どんな色とも組み合わせやすいためです。
「これ 白って 抜け色といいまして、コーデに抜け感を出すとっても大事な色になるんですね。」

明るいイメージを与えてくれる白は、コーディネートをワンランクアップさせるコツだそう。
コーディネートのまとめ役として 大切なネイビーと黒、濃い色は引き締める効果があるので このうちの どちらかを選んでもらいます。
そして主役となる色を引き立ててくれるのが、グレー・ベージュ・トープ・カーキになります。嶋田さんは どの色をベースカラーにするのでしょうか。

黒かネイビー 選び方、色白の方はネイビーとてもお似合いになる方がすごく多いんですけれども、ちょっとかっこいい服が好きな方は意外と黒を選ばれることも多いですね。
例えば クールな感じの方だとグレーだったり、ちょっと カジュアルな感じの方だったらベージュだったり、エレガントな感じだったらトープ、あと ちょっと かっこいい感じを目指すんであれば カーキという感じで」
嶋田さんのベースカラーは白 ネイビー カーキの3色に決定しました。

杉山さんが ベースカラーを3色にしぼって提案するにはある理由がありました。
「オシャレが苦手な方ってどうしても色合わせで失敗されることが多いんですよね。なのでベースカラーで3色にそろえるということは色を限定することで、合わない色を作らないということがメリットになります。」



実践編、こうしたポイントを踏まえ 杉山さんにコーディネートしてもらいました。
まずトップスは ネイビーのボートネック「本当にシンプルなスムース素材の形を選びました。スッキリ見えやすいデザインになっています。」
そこに合わせるのはカーキのロングカーディガン
「長め丈を選ばれたほうがスッキリ痩せて細く見えると思います。」
3色のうちのをここではボトムスのテーパードパンツで使いたいと思います。足首にかけて細くなっているテーパードパンツは 肌にそんなにぴったりするわけでもなく程よく隙間感があるのでスタイルアップするデザインだと思います。

このベースカラーを意識したアイテムを嶋田さんに試着してもらいます。
「何か 身長も すごい高く見えますね。とても お似合いだと思います。」
3色というのを使って落ち着いたトーンでインナーに持ってきた引き締めカラーのネイビーが効果的。上半身が スッキリ見えます。そこに ロングカーディガンを合わせることで縦長のラインが ほっそりとした印象に。
ボトムスが白ということで何かちょっと活動的な印象もあるのですごく かっこいい女性にはぴったりかなと思います。

続いて 憧れの菜々緒さんに近づくファッションに いざ挑戦!
「デザインが凝ったかわりに 色はトップスもボトムスも同じネイビーで、すごく かっこいい女性にはぴったりかなと思います。ワンカラーで そろえたんですけれどもなるほど。 ワンカラーコーデって縦長の効果が すごく得られるんですね」
クールなイメージを引き出すためにあえて ワンカラーでコーディネート。締め色のネイビーを使ったことでスッキリ見えることもメリットです。

白は 全身のどこかに入れると軽やかで明るい抜け感が加わります。洋服に入らない時は 靴やバッグなど小物で取り入れることがポイントです。
トップスを柔らかい感触の生地にすることで 気になる上半身を上手にカバー。クールで スッキリした雰囲気に大変身。
さらに今回は嶋田さんのベースカラーであるネイビーと白に アクセントカラーがキャメルのパンプス。
ベースカラーのコーデが慣れてきたらこのように1色だけ かえてアクセントカラーを取り入れるといいかと思います。

3色のベースカラーに入っていない色をそれでも着たいなという時にはどうしたら いいんでしょう?
3色のベースカラーというのは脇役と捉えて頂いて 藤色という主役の色を3色の中に入れて頂きたいんですけれども、その際に白を外さずに残りの2色のうちの1色を藤色にかえるという入れ方がおすすめですね。
なりたいイメージを持つことが大切なんですね。

大人ファッション 賀来さん 私服のコーデ

さあ 大人ファッションのお手本といえば賀来さんですね。
スタジオに 賀来さんの私服を持ってきて頂きました。

まずは赤と白を基調にしたこちらのコーディネートから。
「やっぱり色を使いたいというのがあって、それで このちょっと きれいな色のものをトップスに選びました。やっぱり きれいな色…なかなか年齢がいくと やっぱり 顔まわりは きれいにしたいというのが結構 大事なポイントだと思ってます。」

色の選び方にも こだわりが。
アクセサリーの色はトップスの赤に近いベージュ。
そして 爽やかな白のパンツを合わせ、足元には アクセサリーと同じベージュを合わせました。
私も基本的には3色と思ってるんですね。で 3色の中で でも3色というか 続いては ネイビーを使ったこちらのコーディネート。1色はグラデーションにしたいというのがありまして、このグラデーション的な色のものに。アクセサリーが 細いチェーンとかでもいいんですけど、ちょっと柄が大きくてインパクトがあるので ちょっと大きめのネックレスにしました。」

ファッションは色的に楽しめるということなんですよね。グラデーションはどっかに統一感をもたらすということで。

続いては ネイビーを使ったこちらのコーディネート。
「私 やっぱりカジュアルが好きなんですね。それと やっぱりネイビーが好きで。まあ ロングスカートはちょっと こう今年っぽいスカートにちょっと マニッシュ的な。
こういう 襟元のシルバーが効いてるというので シルバー系のネックレスをつけて。
アクセサリーは結構大事かなと思ってます。そして すそのラインに使われているのが明るい茶色。足元には同系色のスリッポンを選びました。何か 全体の少しグラデーションと統一感ということを意識しました。
やっぱり本当に若い時って ちょっとチープなTシャツでも いいんですよね。それが かわいかったり似合っちゃったりするんですけどこれが年齢いくとちょっと痛く見えたりする。だからといって高級なものを着るということではないんですけどちょっとしたツヤ感とかが大事だと思ってますね。」

着物を楽しく着こなす シーラ・クリフさん


後半は タンスの中で眠ったままになりがちな着物。
このまま着ないのは もったいない。楽しむコツをご紹介します。

それでは ここで着物を日常に取り入れてもらいたいと挑戦する方たちから着物を楽しむヒントを教えて頂きました。
さっそうと着物を着こなす イギリス出身のシーラ・クリフさん(十文字学園女子大学 名誉教授)。
日本の着物文化の研究者として各地の生産者を訪ね その伝統技術や文化に精通。

その着こなしには たくさんのヒントがあると SNSでも話題となっています。
そんなシーラさんの自宅を訪ねました。
春らしい明るい色の着物。チューリップをデフォルメしたというデザインの柄。カラフルな しま模様の博多帯を合わせています。

そんなシーラさんおすすめの着こなしを教えてもらいました。
知人からもらって まだ着たことがないという 紫の地に 白いモクレンの柄の着物です。そこに合わせたのは ツバキが描かれた鮮やかなピンクの帯。
「ここに黄色がある。ポイントとしてここに黄色を持ってくるとか。」
着物や帯の中にある色から小物の色を選ぶのがポイント
「色は結構派手ですけど、大体 色は3つに絞ることが多い」

着物をもっと楽しく着こなすために帽子も合わせるのが シーラ流。
伝統的な「和」の着物に現代の「洋」をマッチさせます。さらに ピアスも色で合わせます。バッグは貝殻の形をした黒色のものをチョイス。帽子のリボンと合わせました。
「気楽に自分の好きなように着て欲しい、それが楽しいから」

こちらは デニム生地の着物。足元はブーツ。帯には イギリスの国旗のデザイン。そして胸元にはバッジ。
個性的なファッションアイテムを見事に着こなしています。

こちらはシックな黒留め袖…かと思いきや 裏地は色鮮やかなショッキングピンク。
生地も真っ黒ではなく切子柄をモチーフとした菊の模様。
そこに虹色に反射するエナメルの草履を合わせ 遊び心を加えます。
一味違う シーラさんらしい大胆な着こなしです。


双子として生まれたシーラさん。着るものへの こだわりは 母親に姉妹で同じ服を着せられたことから始まったといいます。成長するにつれ「人と違う服を着たい」という思いを強く持つようになっていったのです。
着物と出会ったのは大学生の頃旅行で日本を訪れた時。こっとう骨董市で真っ赤な長じゅばんに出会ったのです。その美しさに シーラさんは心引かれたといいます。
「本当に美しいと思って、これは着物と思って買ったから 友達に「これ着物じゃないよ 下に着るもの」と教えられ びっくりしちゃった。こんなに美しいのに隠す。それでますます 興味を持ちました。」

以来 日本の着物に魅せられたシーラさん。自分で着るだけでは満足できず着物の研究を始め 今では日本の大学で着物についての授業も行うまでに。
シーラさんは 着物の新しい動きは欠かさず チェックしています。

新進気鋭の着物デザイナー 芝崎るみさんも着物が楽しい

この日 訪ねたのは新作の浴衣の展示会。友人の新進気鋭の着物デザイナー 芝崎るみさんです。
芝崎さんが デザインした新作の浴衣や生地を見に来たのです。
芝崎さんのデザインの特徴は伝統と新しさを巧みに融合。
斬新なモチーフや色合わせが若い世代を中心に人気を得ています
この日 特にシーラさんが注目した浴衣の生地がありました。
「これはね量子コンピューターというのが今開発されていて 完成すると全部情報が吸い取られていくんですよ。神の領域みたいなことなのでちょっと お寺の感じも。」

芝崎さんは伝統を受け継ぐだけではなく着物を現代を生きる人たちの感性に響くものにしていきたいと考えています。
「楽しまなくては 意味がなくて 素敵にならないとダメで ともかく 着物が楽しいということの 地面に立って 提案し続けている。」


着物を着たくても ネックとなってしまうのが 帯結びの難しさ。
芝崎さんは 簡単な帯の結び方も教えています。
へこおび使うのは兵児帯という帯だけ。
まず帯の幅が半分になるように折ります。
次に帯の真ん中を背中に当てぐるっと一周 巻きます。
ここで ぎゅっと結びます。そして リボン結びにします。リボンの大きさは 体の幅をはみ出さないくらい 小さめにします。
下の部分は長いので 2枚まとめて結び目の下をくぐらせます。
残りの部分を もう一度 結び目の下に押し込んだら完成です。
やりにくければ おなかで結んでから後ろに回しても大丈夫だそうです。

着物のすばらしさを心から感じているシーラさん。この着物を絶やすことなく日常的に生かしてもらいたいと考えています。
「一生懸命遊んで 新しい文化を創る」

すてき〜! シーラさん。やっぱり本当に楽しむっていうことですよね。

(杉山)ファッションは人を幸せにする力があると思うんですね。
なので「その服すてきですね」って褒められると、やはり前向きにポジティブになれると思うので、ちょっと新たな今まで着たことがない チャレンジしたことがないようなものも やはり着てみて試してみるっていうのもすごく大事なことだなと思います。

(賀来)自分の好きなイメージに近づくというのは やっぱり自分の好きな自分になれることにも近づくんじゃないかと思って。そうすると中から 内面から変わって何か自信が持てたり 「あ〜好きだ」と思って ウキウキしたり その気持ちって 何か大事なのかなと思わせて頂きました。

▽まとめ&感想

人気スタイリスト杉山律子が50代の女性に魅力をアップさせるおしゃれのコツを伝授
大人ファッション 賀来さん 私服のコーデを紹介
着物を楽しく着こなす シーラ・クリフさん
新進気鋭の着物デザイナー 芝崎るみさんも着物が楽しい

もともと おしゃれには無頓着でしたが この年になるとますます 諦めていました。
3色のコーデ 是非 参考にさせていただきます。