Eテレ 5月1日(金)午後 8時00分~ 午後8時45分
選「にもかかわらず〜鎌田實〜」(2019.4.12放送)
【ゲスト】鎌田實 【司会】賀来千香子,小澤康喬【語り】大海吾郎
医師で作家の鎌田實さんは、数々の名言を残してきました。そんな鎌田さんが、今、最も大事にしている言葉が、「にもかかわらず」。逆境、苦難をプラスに転化する言葉だといいます。この言葉の背景には、自らの出生の秘密、そして貧しい中、愛情を注いで育ててくれた両親への感謝の気持ちがこめられています。「にもかかわらず」を胸に、地域医療、災害支援など前向きに生きる鎌田實さんの力強い姿を紹介します。
出典:NHK HP
諏訪中央病院を再生
44年前 諏訪中央病院へ赴任。当時医師は4名でした。
当時、長野は脳卒中の死亡率は2位。そこで、食生活の改善・健康作りの勉強会を年80ヶ所も行った。認められだし、脳卒中が激減。
病院を再生し、現在は、医師が100人を数えるまでになった。
「にもかかわらず」 は父の教え
タクシー運転手の父、岩次郎 心臓病を患う母、ふみ、生活はひどく貧しかった。
貧しさ故、将来が見えず、鬱屈した思いを抱いていた。
10年後パスポートを取るとき、養子だったことに気付いた。
まなざしのお優しさと、物腰の柔らかな鎌田實さん
「にもかかわらず」はマイナスをプラスに変える言葉。
ヒロさんはアルコール依存症で、身上を潰し、家族、友人、医師など皆が見放した。
にもかかわらず、若い看護婦だけが、彼の良さを認め、本当は優しい人、もう一度信じてみたい。
これを聞いたヒロさんが、立ち直った。15年間飲んでいない、母親が緩和ケアに入り、看取り、母親はありがとうといって亡くなった。
すべての人に、チャンスがある。
オススメの健康法
介護が必要になる病気
1.認知症 2.脳卒中 3~5.フレイル(虚弱体質)
その中で、口が虚弱で、誤嚥肺炎を起こす。それを防ぐには
パタカラ 体操
しっかり、はっきり「パ」「タ」「カ」「ラ」、「パ」「タ」「カ」「ラ」と繰り返したり。「パパパパパ」「タタタタタ」「カカカカカ」「ラララララ」と3回程度繰り返しましょう。
調べてみたら、パタカラ 体操はたくさん出てきました。知らなかったです。
最近、むせることが多くなったので、さっそくやってみます。
「パタカラ体操」は、食べ物をかむ力、飲み込む力がつきます。また、かむ力が向上することで、唾液の分泌も促進されます。さらに、お口の乾燥や口臭予防、いびきや歯ぎしりの改善も望めると考えられています。
「かかと落とし」体操
どんな風にすればいいのか探したら、(こちら 特選街WEBにありました。)
鎌田實先生の記事で、写真入りで詳しく紹介されています。
お家にこもることが多くなったので、テレビを見ながらでも、頑張ります。
感染の若者に「ご苦労様と言おう」 医師が危惧する分断 https://t.co/AsoV1Eutn2
— 朝日新聞デジタル@金のデジモ (@asahi_gdigimo) April 20, 2020
コロナ禍を機に、若い世代が批判にさらされています。本当に悪いのは若者だけなのでしょうか。医師で作家の鎌田實さんは「いま大切なのはバッシングではなく、若者に協力を求めることだ」と警鐘を鳴らしています。 pic.twitter.com/h5hhO9mUa4
父の言葉「自由に生きろ。でも弱い人を忘れるな。」
高校3年の時、勉強させてくださいと父に願うも拒否された。
イギリスの医師でもあるクローニンの小説を読んでいた。
高3の夏、父の首に手をかけた。お父さんから「自由に生きろ、好きなように生きていい、自分の責任で生きろ。困っている人、弱い人の事を忘れるな。」と言われた言葉が様々な活動の言動となっている。
国立医学部に入学。3つの仕事を掛け持ちしながら、卒業。
地域医療を支えたいと、諏訪中央病院へ赴任。
チェルノブイリ事故の放射能汚染で子供たちに健康被害が広がっていると知り、医療支援をずーっと続けています。
紛争の続いているイラクで、小児ガンの医療支援。
プロデュースしたCD「ひまわり」は4万枚、1億円売上、すべて薬代に。
日本イラク・メディカル・ネットワーク(JIM-NET) チョコ募金は、 チェルノブイリ、イラク、震災被災地の子供達の医療支援につかわれます。
(JIM-NET はこちら)
1%は誰かのために生きなさい。
1%は人のために、と思って生きてきました。
誰かのための1%が社会を変えるのです。
自分が楽しくて、やっている。
イキイキ人生のヒント
80歳でも難民キャンプに行ける。
90歳でも芝居に行けるよう、楽しんで、体力作り。
ウエートトレーニング、スキーを楽しんでいらっしゃいます。
①貯金より貯筋 筋肉は嘘をつかないね
②1%は誰かの為に 誰かの為に、1%ならば出来るの
③にもかかわらず…的な生き方
遊行… 自分の好きな仕事ややりたいことをする
インドの人生論、「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」があり、その中の「遊行期」は人生を〆くる期間にあたります。
しかし鎌田先生は、この「遊行」を文字通り『遊び、行く』時期だと捉えて、「この時期こそ自分の好きな仕事や、やりたいことをする。
▽まとめ&感想
貧しい「にもかかわらず」自分を育ててくれたご両親の影響を受けて、
「誰かのために生きる」人生をご自分で選ばれた。
みんなが「1%」生き方を変えるだけで、個人も社会も幸福になる。
オススメの健康法、パタカラ体操、かかと落とし体操だそうです。
鎌田實先生、はじめて知りました。すごくご活躍なさっていて、すばらしい方でした。
貯金より貯筋 、1%は誰かの為に 、にもかかわらず…的な生き方
少しは、見習いたいと思います。