あしたも晴れ!人生レシピ 平野レミ ▽私はある意味 和田さんの作品であった

Eテレ 2月21日(金)午後 8時00分~ 午後8時45分「平野レミ “人生はレシピ”」
【ゲスト】平野レミ【司会】賀来千香子,小澤康喬【語り】鈴木省吾
【VTR出演】阿川佐和子,船越英一郎,美保純,食育インストラクター 和田明日香

明るく元気、発想豊かな料理愛好家の平野レミさん。大胆で思いつきの印象があるが、実は試行錯誤を重ねる努力家だった!★ユニーク料理の創作現場に潜入。★工夫をこらした自宅キッチンを披露。冷蔵庫の中も拝見!★永六輔さんや坂本九さんをもてなした家庭料理を公開。レシピは番組内QRコードで。★次世代に受け継がれる家庭の味。孫の試食が決め手。★夫・和田誠さんとの結婚秘話。そして、涙の別れ。料理が深めた家族の絆。

出典:NHK HP

最愛の夫和田誠さんデザインのニットで登場 平野レミさん

料理愛好家の平野レミさんの原点は「家族への愛情」でした。
最愛の夫和田誠さんを昨年10月7日に亡くした。
47年間私を作ってくれた。今日の衣装は黒のニットで、なすやタマネギなど野菜がいっぱい。
和田さんが、デザインしてくれた置き土産だそうです。(今日のセーター、とても素敵です。)

使い勝手のいい、特注の自宅キッチン。
オーブンに特注の換気口が付けてありました。
流し場脇の調理台、少し斜めになっており、魚の血などすぐ流せ、まな板の水を切ることが出来ます。(これ、いいですね。)
冷蔵庫の中に、いろいろな調味料、ダシを作って置いて、さっと使うそうです。
しょう油こうじ、塩こうじ、レミダレ。

レミダレは実家の母、祖母から伝えられたもので、めんつゆ、うどんなど、万能のタレで、希釈して使います。
材料:しょう油カップ1、薄口しょう油カップ1、みりんカップ1、干しシイタケ4~5枚、昆布10cm、削り節50g
作り方:
1.削り節以外を、鍋に入れ火にかけ、 煮立ったら、しいたけと昆布を取り出す
2.削り節を加えて中火にし、もう一度沸いたら火を止める。
3.削り節をこして、きつく絞る。
4.しいたけと昆布を戻し入れて、 保存瓶に移す。冷蔵庫で保存する。

冷凍庫にはキノコ類の袋がたくさん。
しいたけ、ええのきだけ、えりんぎなど いろいろなキノコをお酒で蒸して冷凍
すぐに使えます。手の空いたとき、旬のものを冷凍しておくと便利です。

実は試行錯誤を重ねる努力家 平野レミ

おおざっぱ、思いつきで作るなどと、いわれますが、平野レミさんは、舞台裏では、試作を繰り返し作っています。(レミさんは、メガネもなく、すっぴんで、誰かわかりませんでした。)

食べれば、エビクリームコロッケ
テーマ:ヘルシー
1.エビの身、玉ねぎ、マッシュルームを炒める。
2.エビの皮でだしを取り、食パンを入れ浸す。
3.1に2を加えじっくり炒め、水分を飛ばす。
4.生クリームを入れ、ホワイトソースに。塩分調整
5.コーンフレークをかけて完成。
スタジオで、本番前に試作。 時間が少ないので、浸すだしを減らすことに。

平野レミ「私はね、自分が納得しないと嫌なんだね、すごくね。恥ずかしいのよ。パンツ脱ぐよりか恥ずかしいね。」

最愛の夫、和田誠さん

料理愛好家、夫愛好家、家庭愛好家の平野レミさん。愛好家と名付けたのは和田さん。
夫、和田誠さんは週刊文春の表紙を40年以上書き続けた、イラストレーター。
数多くの作家の本で装丁や挿絵を担当。たばこ「ハイライト」のパッケージデザインもされた。

和田さんと47年間、何にもいわないし、ご飯だけ作っていて、何も知らなかった。もっと知って満足して死にたい。

生い立ちは、
父、平野 威馬雄(ひらの いまお)さんは、フランス系米国人を父、日本人を母とする、フランス文学者。母、清子は、父の友人、サトーハチロウ、金子光晴ら30人も自宅に招き、ステーキを焼くのが得意だった。父の幸せな顔を見て、母も幸せを感じた、と思う。

レミさんは、10代でシャンソン歌手デビュー。
久米宏とレミさんの番組を、和田さんがラジオで聞き、一目ぼれしたことが、きっかけだった。
和田さんが久米さんと知り合いだったので、「紹介してよ」って言った。
久米さんが「平野レミはダメ、やめときなさい。和田さんは一生棒に振る。」と言ってしまった。
あんなすばらしい、おしどり夫婦になると思わなかった。
出会って、1週間で結婚。ずーっとこの人と思ったから。
ここで、阿川佐和子さん登場
はじめて和田さんに会って、お化けの話をしたら、すごく面白くて、独身の和田さんの家まで行って、さらに面白い話を聞いて、こんな話を生涯聞けるなら、この人と結婚しようと思った。
翌日、下着とちょっとだけ荷物を持って和田さんの家に行った。

和田さんが、死んじゃうちょっと前に、「お父さんホントは、私のどこが良かったのよ。失敗しちゃった?」つったら、ずっと笑ってた。「失敗じゃないよ」つってたけどね。

結婚を機に料理人生がスタート

和田さんが帰ってくると、和田さんの食べたことないものを、遠くのほうに置いとくと、「これなんだ?」と皿を引き寄せて、食べてくれて。まずいとは、絶対いわなかった。コクが足りないとか言ってくれた。和田さんの、おかげです。

二人の子供 唱さん、率さんへの愛情込めた料理

唱さん、率さんが、幼稚園だったとき、コロッケ食べたいと言われ、丸めず、揚げず、即興で作ったのが、食べればコロッケ。パン粉がないと言われ、コーンフレークを振った。

率さん、母はいつも僕たちがお腹いっぱいになるまで、キッチンに立っていた。
帰ってくると、撮影中の時が多かった。撮影の後のごちそうを食べていた。
ローストビーフがうまい。

家族全員での家族旅行。長男の唱さん、上野樹里さんも次男の率さん一家もバス旅行に参加。

「私はね、いつも和田さんの手のひらの上に乗っかって、自由自在に好き勝手なことやってたのは私だったの。それが、その手のひらが、ポッといなくなっちゃったのよ。私は宙に浮いちゃって、ホントにどうしようかどうしようかっていうのがね、2か月ぐらい続いて」

私はある意味、和田さんの作品であった

亡くなったときの平野レミさんの贈る言葉が紹介されました。

肺炎を患い、最後は家族みんなに見守られながら、安らかにお別れをしました。
肺炎を患ってからはご飯を食べられなかったので、和田さんが好きなご飯をたくさん作って、安らかな顔の横に置いてあげました。
最後の料理を作っている時はすごく幸せで、「私にとっての一番の幸せは、和田さんにご飯を作ることだったんだ」とあらためて気付きました。47年間、私の料理を美味しい美味しいって食べてくれて、本当にありがとう。安らかにね

私はある意味、和田さんの作品であったかもしれないね。
こういうことはしちゃいけないよ、こういうことやんないほうがいいんじゃないのとか、いろんなこと言ってくれたりとか。いろんなこと、ちょっとずつ、私のね、路線をね、正しながらね、言ってくれる。」

次男のお嫁さん、食育インストラクター 和田明日香さんと

次男の妻、和田明日香さんと一緒に夕ご飯作りです。
明日香さんは、コーヒーで下味のついた唐揚げを、レミさんは干しシイタケの水を切らずに豆腐にいれ、嫁入り豆腐を作りました。お孫さん3人と楽しく食事です。
互いに刺激を受け、高め合う関係です。レミさんはネガテブ発言がなく、ほめ上手です。
ずーっとつながっていくから、料理は大事。

和田誠さんの友人、林真理子さん、俵万智さん、阿川佐和子さんとローストビーフを囲みました。
永六輔さん、坂本久さんを連れてくることもありました。
好評だったのが豚眠菜園、おいしいです。ネットでレシピが出てきます。 キャベツ畑の真ん中で眠る豚さんのイメージです。とんまらないです。
何食べようか、考えて、 人生レシピです。

豚眠菜園
材料【A】
・サラダ油大さじ3
・豆板醤(トーバンジャン)小さじ1/4~1/2
・にんにく (みじん切り)大さじ1
・ねぎ (みじん切り)カップ1/2(50g)
【B】
・酒大さじ2
・砂糖大さじ1~1+1/2
・しょうゆカップ1/4
1.たれをつくる。
フライパンに【A】を入れて弱火にかけ、15~20分間、ねぎがトロリとするまで炒める。【B】を加えてひと煮立ちさせ、火を止める。(じ~っくり炒めて香りと辛みをなじませるのが唯一最大のコツ。)
2.キャベツは一口大にちぎる。鍋に湯を沸かしてキャベツをサッとくぐらせ、取り出してざるに上げる。
3. 同じ湯で豚肉をサッとゆでる。色が変わったら湯をきってボウルに入れ、1のたれを加えてよくからめる。
4. 器にキャベツを敷いて3をこんもりとのせ、残ったたれをかける。

まとめ&感想

最愛の夫和田誠さんデザインのニットで登場の平野レミさん。
実は試行錯誤を重ねる努力家です。
最愛の夫、和田誠さんと二人の子供 唱さん率さん。
私はある意味、和田さんの作品であった。
次男のお嫁さん和田明日香さんとお孫さん。

良かった 可愛いくて 愛にあふれていて 素敵な人でした。
「私はある意味、和田さんの作品であった」なんて、どれくらい尊敬していたんだろうと思います。
レミダレも、豚眠菜園も是非作って、食べたいですね。