疲労回復に甘いもの‥体のためになっていなかった。

疲れると甘いものが欲しくなって、チョコレートなどに手が伸びてしまいます。
しばらくすると、また欲しくなり、疲れているから、栄養補給が足りないと、ついつい食べてしまいます。
どうして、いくら甘いものを食べても、疲れが抜けないのか、眠くなってしまうのか気になります。そして、食べ過ぎて、ウエストの周りが気になります。
こんなことでいいのか、不安になり、確かめてみました。

『疲れた。チョコレート食べよう』は逆効果

ずっと「疲れたときに、甘いものを食べると頭がよく働く」と信じていました。

本当は疲れたときに、甘いものを食べると急激に上がった血糖値を正常に戻そうとして、エネルギーをたくさん消費するため、食べる前よりも疲れてしまうそうです。
空腹時に甘いものをとると血糖値が急上昇します。
一瞬元気になるけれど、 インスリン分泌され、血糖値は直後には急降下しすぎ、体が疲れだるさを感じます。
血糖値を緩やかに上げるためには、血糖値の上がりにくい、チーズやナッツ類、果物、ドライフルーツなど、タンパク質や脂質、果糖といった食品がおすすめです。

糖の多い食べ物でも、食物繊維を豊富に含むものであれば、脳細胞をそれほど傷つけることはありません。
腸での消化吸収に時間がかかり、血糖値を急上昇させる心配がないからです。

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二種類があります。

血糖値の上昇を抑える効果というのは「水溶性食物繊維」にあります。
水溶性食物繊維は水に溶けるとゲル状のネバネバになり、胃や腸の中で食べ物を包み込んでしまうからです。
したがって、ごはんより先に食物繊維を摂ると糖質がブドウ糖に分解・吸収されるスピードを緩やかにして、血糖値の急激な上昇を抑えられます。
血糖値だけでなく、脂質の吸収も抑えてくれるので、コレステロールや中性脂肪の改善にも効果も期待されます。

水溶性食物繊維を多く含む食品(ネバネバしたものが多い)は
きのこ、エシャロット、納豆、おくら、海藻類、にんにく、切り干し大根、ごぼうなど

※インスリンはすい臓から分泌されるホルモンで、食事をして血糖値が
上昇すると分泌量が増え、血中に増えたブドウ糖を細胞に取り込みます。

糖質の過剰摂取は肥満になり、活性酸素が増える

 糖質の取り過ぎは、疲労感、だるさ、朝起きるのがつらい、思考力や集中力の低下、強い眠気、イライラや不安感が増す、感情の起伏が激しくなるといった症状が表れます

糖質を過剰に摂取すれば、肥満や糖尿病のリスクが高まります。
肥満になれば、体内の活性酸素の量が増えてしまいます。

活性酸素の増加は

活性酸素こそ、老化を促進する要因であり、ありとあらゆる病気に関与している〝万病のもと”と言われます。
がんを誘発する、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす動脈硬化にも関与し、
ボケやアルツハイマー型老年痴呆も活性酸素が関わっていると最近ではいわれてます。

まとめ

疲れたとチョコを食べる。もう一個食べる。
まだ疲れてるといって、アイスクリームを食べる。
これはいけないことでした。
どうしても食べたい時は、ダークチョコ、ナッツ類などがおすすめ。
洋菓子よりは、小豆などが使われている和菓子の方か、いいそうです。
スルメをよく噛んで食べるのもいいみたいです。

食事の最初に水溶性食物繊維を含む食品を食べればいいということは、わかめの味噌汁、りんごやみかんをとってから、納豆ご飯を食べれば、血糖値の 急上昇を抑えることができます。
食べる順番も、大事でした。

食べ過ぎて、がんやボケを呼ぶなんて、考えてもいませんでした。
これからは、強い意志で、気をつけなければなりません。

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