あしたも晴れ!人生レシピ 好き がわたしの原動力★寅さん 東方神起 人はまねることで成長

Eテレ12月18日(金)午後 8時00分~ 午後8時45分 「“好き!”がわたしの原動力 」
【司会】賀来千香子,小澤康喬【語り】堀内賢雄
【ゲスト】宮崎美子【精神科医・タレント】名越康文【アナリスト/獨協大学教授】森永卓郎

映画「男はつらいよ」の主人公、寅さんに人生を救われたという70代の男性は今ボランティアガイドとして活躍中!。東方神起を好きになって人生が思わぬ展開を見せた二人の女性も。ダンスに夢中になったり、コミュニティラジオ局で番組を立ちあげたり。「好き!」という気持ちが自分の新たな可能性まで引き出し、イキイキと暮らす人たちをご紹介します!。

出典:NHK HP

映画「男はつらいよ」寅さんに人生を救われたボランティアガイド

今回の「人生レシピ」は、好きなものに出会ったことで、人生が豊かになった人たちの物語です。
映画「男はつらいよ」のロケ地のボランティアガイドの男性
大好きな 東方神起のためラジオ番組を立ち上げた女性
ダンスが得意なアーティストの影響で自らもダンスを習い始め 仲間と一緒に ミュージックビデオをまねた映像を作るほどの熱の入れよう。
好きという気持ちが原動力となって 新たな扉を開いた人たちをご紹介します。
♬~
賀来さんは「私も東方神起さんのファンです。 もう1人 テニスのスペインのラファエル・ナダル選手がテニスを愛してらして諦めないプレーで またね コメントもね すてきでね。」
今回のゲスト 宮崎美子さんは「今年 始めたんですけど ボルダリングが面白くて。」

東京・葛飾の柴又駅前 映画「男はつらいよ」のロケ地として 知られる場所。
見どころの一つが 帝釈天へと続く参道です。
昭和の雰囲気が人気の、観光スポット。和菓子や土産物を売る店が立ち並んでいます。
寅さん記念館」は 映画の資料などが、集められ ファンには必見の場所です。
ここで、ボランティアガイドをしているのが 狩野壽初郎さん(75)
軽妙な語り口で お客さんを、楽しませるのが得意なんだそう。
寅さんの銅像の足を触ると、縁起がいいと言われ みんなが触るので ピカピカに。
同じように妹のさくらさんの銅像の足元も ピカピカ。
「柴又3ピカ物語」に自分の頭を加える 楽しいガイドです。

ファン歴50年という狩野さん。お気に入りのスポットがあるといいます。
この、映画の中で出てくる和菓子のお店(髙木屋老舗)に、寅さんを演じた俳優 渥美 清さんゆかりの場所が 残されています。
予約席と書かれたテーブルがあり、映画撮影の休憩中に渥美 清さんが休んだ席になります。

寅さんの映画との出会いは 20代半ば。たまたま もらった招待券で見たのがきっかけでした。
主人公の車 寅次郎は、露天商として各地を回る風来坊。
困難な状況でも 周りを明るくする、その人柄に強い印象を受けたといいます。
「元はだらしのない人間のはずだけど、自分としては一生懸命やっている。でも自分のためには 何もやっていない。」
その生き方に ひかれた背景には、実の親に育てらず複雑な家庭環境だった狩野さん。
それが寅さんと似ていると感じたのです。

特に心に響いたのは 寅さんが失恋し また家を出ていこうとした時に 空を見上げて 妹に言ったセリフ。
ほら 見な あんな雲になりてえんだよ」(第9作 男はつらいよ柴又慕情)
つらいことがあっても 顔を上げていこう。
「逃げるんじゃなくてね 寅さん見たら もう これもアリだなっていうようなね そういう感覚でね 寅さんは 僕にインパクトを与えた。」
いつしか自分も寅さんのように 周りを明るくさせる人間になりたい。
狩野さんは 引っ込み思案だった性格を改 ダンスパーティーの司会をするな 変わっていきました。

結婚前のデートも寅さんの映画。一緒に見た時の反応で結婚を決めたそうです。
みち子さんと結婚後3人の子どもも生まれ、幸せな時間が過ぎていきました。
しかし人生の後半で試練に見舞われ、50代で勤めていた保険の会社が倒産。
さらには 60代半ばで前立腺がんが見つかり 手術を受けます。
そんな苦しい時も 寅さんの名ゼリフに、励まされたといいます。
「人間は何のために生きるのか?」とおいに聞かれ こう答えるのです。

生まれてきてよかったなあって思うことが、なんべんかあるじゃねえか。そのために人間生きてんじゃねえのか」(第39作 男はつらいよ 寅次郎物語)

ボランティアガイドを思いついたのは手術後 リハビリのために 柴又を散歩していた時。
観光客から尋ねられたことを答えているうちにガイドをしようと思い立ったのです。
「だんだん ガイドはいいなと 生きるために。やっぱり寅さんが呼んだのかな」
次第に日本各地から お礼状や絵のプレゼントが届くようになり励みになったといいます。
「人に喜んでもらう 自分が幸せな生活でなかったから みんなに幸せになってもらって 笑顔になってもらうというのが一番。その中に自分が溶け込めるのがうれしかった」

この日は寅さんのファン仲間と集まり イベントの打ち合わせ。
こちらは寅さんのそっくりさん 野口寅次郎さん。そして ちび寅ちゃんこと 山田大智くん。

そんな狩野さんに 妻のみち子さんは「まあ 寅さん自体が 私も好きだから。この年になってから打ち込めることがあるっていうのは いいなとは思いますけどね。」
去年からは新たにSNSにも挑戦しています。
イベント情報や柴又の魅力などを発信。ここでの交流を通して 少しでもファンを増やしたいと考えています。

「私達 どっちみち朽ち果てていくだけなので 若い人に寅さんの良さを分かってもらって つないでいく。これからの 人達に 寅さんが伝わってくれれば いいと思います。」

ゲスト 精神科医の名越康文さんです。
憧れの存在がいる人生
僕が学んだアドラー心理学では、子どもは大人に憧れて大人になっていくっていうんですよ。
だから人間が大人になっていくのに最も大事なエネルギーというのは 憧れる力なんですよ。

寅さんって うまくね 人生をちょっとダウンサイジングしてくれるんですよ。
あ~ 人生で2~3度 あ~ いいことがあったなと思えたらいいんだ。じゃあ生きていけると。

宮崎さんの憧れの存在は大先輩の森光子さん。
一緒に舞台に立たせて頂いた時に、幕が開く前に その場に出る役者が並んで待ってますよね。
その時に 座長さんで一番お疲れのはずなのに 何か ひょいと踊って見せてくださって、それで みんな ふわ~っと楽しい気持ちになって。何でもないようなことなんですけれども、それが できる方って 本当に すごいなと思って。

賀来さんのロールモデルとなる存在は 小林桂樹さん。
お世話になった旅館をあとにした時に、旅館の方が見送ってくださったんですね。小林さんが手を振りましょうと。あの方たちにとっては 僕たちが 手を振ったことが一生 残ってくださると。

小澤さんは、バスケットボール漫画の「SLAM DUNK」の流川くんがロールモデルでした。

人間は やっぱりね、ミラーニューロンといって人をまねる能力
まずね 鏡のように人を映す能力のある神経ですよね。
だから人はまねることによって成長する。
だから音楽とかコミックでも映画も何でも たくさん触れた方がいいんですよね
人に会うことも。そういうことがないと 出会わないですよね。

東方神起に憧れ ダンス仲間とミュージックビデオ作成

都内で会社員をしている 川井喜代美さんです。
部屋には夢中になっているアーティストは東方神起。メンバーは韓国出身のチャンミンユンホ
一度のライブツアーで100万人の観客を動員するなど絶大な人気を誇ります。
ファンになったのは9年前。チケットを 持っていた知人と一緒に ライブコンサートに行ったところ
一気に引き込まれたそうです。
「衝撃的でした。夢のような世界でした」
熱気に満ちあふれた会場で 目の当たりにしたのは 息をのむほどの力強いパフォーマンス。
特に全身全霊を込めたダンスは 圧巻でした。

その後 ファンになり コンサートに通い始めるようになった川井さん。
特に力をもらったのは ファンのために 常に全力を尽くす2人の姿でした。

好きなアーティストができたことで、川井さんの暮らしは変わりました。
東方神起のダンスを教える教室があると知り 居ても立ってもいられず ダンスを習い始めたのです。

「ダンスを踊ったことで 彼らに近づけた。同じ振りをして踊ってるぞ」
川井さん、あるプロジェクトを思いつきます。
ダンスの仲間にミュージックビデオを作ろうと提案したのです。

きっかけは5年前、メンバーのユンホさんが兵役に行き 活動中止になった時。
ダンスが得意なユンホさんを応援する 気持ちから動画を作ろうと考えたのです。
映像制作は 全くの素人。知り合いのカメラマンさんにお願いしたんですね。
そのカメラマンさんに「絵コンテを書いて下さい」「絵コンテて何?」とかから始まって。
必要であるだろうというものを絵コンテ、表にして 絵づらを作って、フォーメーションも描きまして、こういう形で秒単位で。

1年以上かけて完成。川井さんも5か月間の猛練習を重ね、撮影に臨みました。
照明の色を自分たちで決めるなど 細部にも こだわりました。ミュージックビデオをまねた衣装はなんと自分たちの手作りです。

苦労しながらも情熱を注ぎ込んだ この体験は 一生の思い出になったそうです。
大人の青春、やってる時はそう思ってなかったんですけど、やってる時は もう必死。」
好きなアーティストができたことで、交友関係は海外にまで広がりました。
タイに住むオイルさんとは、東京のコンサート会場で出会い 一緒に ごはんを食べるほど仲良くなりました。ふだんはSNSで交流しています。(英語で会話)
同じ人が好きとか 同じアーティストが」好きということのつながりは すごくつながりやすいし お互い信頼でき、お互い通じ合うところがあるので すごく仲良くなりやすいなって思います。

東方神起のラジオ番組を立ち上げ 好きなことが新しい可能性

主婦の清水一江さん(54)です。夫と2人の子どもと暮らしています。
清水さんには週に1度 張り切って出かける場所があります。
実は3年前 東方神起の曲を中心に紹介するラジオ番組 「トンでK-POP♡We are T!」を立ち上げたのです。
コミュニティーラジオ局で週に1回、自らパーソナリティーを務めています。

転機はテレビ番組でその歌を聴いたことでした。
「彼らは 違う国の人達 違う言葉をしゃべっているのに 日本語で心を込めて歌える。気持ちを伝えるように歌っているのがすごいなと 思いました。」

ファンになった清水さん、彼らが日本デビューするまでに 苦労を重ねてきたことを知るようになります。
さらにスタッフと共に最高のパフォーマンスを見せるために ハードな練習を積んでいること。
そして3時間半続くコンサートでは 体力の限界にまで挑んでいることを知り 心を動かされたといいます。

自分も何か できないか 考えついたのが、彼らの曲を流して応援するラジオ番組。
PTAの仕事で ラジオ番組に出演する、機会があり 思いついたのです。
しかし ラジオ番組を出すには、資金が必要でした。そこで清水さんは 人生初の飛び込み営業に挑戦。ところが断られることの連続でした。
何度も チャレンジするうちに、出資してくれる人が見つかるようになったのです。
出資に協力してくれたのは、はんこの販売店や 知り合いのネイルサロンなど。

構想から1年5か月(2017年) 念願のラジオ番組が スタートします。
はじめは 10通程度と少なかった お便りも 今では平均200通を超え 人気番組へと成長。
毎週 聴いてくれている、リスナーの存在にも支えられています。

「それでは今夜も全国の トンペンリスナーさんとつながりながら 東方神起をひたすら めでる時間一緒に過ごしましょう。」
コンサートが行われない中 日本各地にいるファンが集う大切な場になっています。
そんな清水さんをサポートしているのが 娘の一智子(いちこ)さん
「はい 皆さん アンニョンハセヨ かずさんのアシスタント ハナです。」
ミニコーナーを担当したり SNSを使って 情報を発信したりしています。

「ラジオが続いていくかぎりは私もそばでお手伝いしたいし ちゃんとそばで サポートしたいと思います。」
息子「僕も好きなものはあるので それと別に同感覚で好きなことを発信してるっていう ころには すごい尊敬はしてます。」
実は夫の栄一さんは ラジオ番組を毎週 欠かさず聴いているそうです。
家族の支えがあって ここまで来れたという清水さん。
他に100人以上が集まる 大規模なファンの集いを開催。活動の範囲を広げていきました。
専業主婦からラジオDJへ新たな人生の扉が開いた清水さん「知らない経験をたくさんさせてくれる そういう エネルギーのもと」と言います。

とにかく これが好きなんだっていう思いが どんどん どんどん世界を広げて この先どうなるんだろうっていう。すごいエネルギーを得てるんだなと 思いました。

好きなことが、自分自身の新しい可能性を引き出してるように見えたわけ
心理学的には やっぱり自発性って言ったら いいんですか。
もっと言ったらアイデンティティー 自分は何者かっていうことって ほとんど これが好きなんだ。
これをやっていたら時間を忘れるんだ ということでしょ。
ところが やっぱり僕たちは長い間 教育を受けている中で 好きなことを嫌っていうほどやりなさいってことは だめなことだ みたいな感じに一旦なっちゃいますよね。

人間が やっぱり自分の人生を取り戻す、あるいは自分の人生を満足して終えるっていうのには やっぱり くめども尽きせぬぐらい 好きなものが1つ見つかるということが やっぱり原動力で これからはAIが ほとんど仕事半分ぐらい取っちゃうって言われてるじゃないですか。
でも人間のこれが好きだとかね、これをやっているかぎりもう自分は幸せだって。
それは代行できないんですよね。
だから本当に好きなことは何かを探すということは もう21世紀のテーマだと思いますね。

「好き」のコレクター 森永卓郎さんのB宝館

埼玉県所沢市にある私設博物館。 B宝館
中に展示物されているのは、たくさんの しょうゆ入れに お菓子のおまけで ついてくる おもちゃのコレクション。身の回りの生活用品など その数 12万点以上です。
館長をしているのが 経済アナリストの森永卓郎さん。

なぜ こうしたものを、集めているのでしょうか。
ここにあるのは もう全部 生活の中にあるもの。自分経験の中で「これ あったよね」っていうのが そのまま残されている。
人には理解されなくても 自分にとっては 意味のあるものばかりなんだそう。

一応 私の計画では100年後に世界遺産になる予定です。

ハローキティのグッズ蒐集・片手袋・黒曜石

続いてのコレクションは 子どもや女性に人気のキャラクターブランド ハローキティ。
集めているのは 元警察官 郡司政男さん 71歳。

(緊急地震速報)が入って—- ようやく聞き取りました—

40年間かけ 集めた 1万点以上 外国から見に来る人もいるほどです。
コレクションの数で ギネス世界記録も獲得しています。

こちらは 道などに落ちている 片手袋。この片手袋の写真を撮り続けている人がいます。
石井公二さん。およそ15年間で5000枚以上の写真を撮影。
片手袋を見ると想像力が働き 物語まで浮かんでくるそうです。
なんと本「片手袋研究入門」まで出版

こちらは 黒曜石 火山活動によって生成される ガラス質の石です。
林 悠平さん 考古学の研究する中で この石にロマンを感じるようになった。
なんと質のいい 黒曜石の集まる 神津島に移住してしまいました。黒曜石を加工し 販売する会社を立ち上げ、島の産業の一翼を担おうとしています。

コレクター心理とは
ひとつのものの背景に すごい物語がある。
客観的に見ると 脳の中の付箋、タグというか、そのページをパッとめくったら すごい物語が書いてある。しょう油いれ1つでも 僕と 森永さん思い入れ 100倍以上違うのではないか、向こうは血流がぐるぐる 廻っている。

宮崎さんを集めている。
キレイでしょう。持参の 緑のオパールの縞々、青いラピスラズリ
サヌカイトで作られた石琴(いい音でしょう)
例えば 水晶のぞき込むと 中にいろんなキズが入っていたり 不純物が入っていたりするんですが いろんな世界があって 見てて 飽きないんです。これって 宇宙と同じ成分で出来ているし、人間も同じもので出来ている。地球もそうだしと思うと気持ちがフーッと解放される気がする。
大げさですけど 私は石に助けられています。

夢中になれるものがある日々があるのは 豊かだと感じますが、まだ出会っていない方 その辺はいかがでしょうか。
人から 声を掛けられたとき ノーと言わない イェスと言って見よう。巻き込まれてみよう。そうしたら必ず見つかる気がします。
ヒントは思春期までの人生思い出すことです。例えば自分は泥団子を作ることが好きだったら、もしかしたら 陶芸に思えるかもしれない。
宮崎さんは この期間 じっくり思い出すことが出来いいチャンスでした。私 何が好きだっけ、人が好きだし、声出して本読むの好きだし、改めて気づけた。
好きな話 笑顔が多い とても大事なことでした。

▽まとめ&感想

映画「男はつらいよ」寅さんに人生を救われたボランティアガイド。
東方神起に憧れ ダンス仲間とミュージックビデオ作った人、ラジオ番組立ち上げ。
好きなことが新しい可能性を生む。本当に好きなことは何かを探す。
「好き」のコレクター 森永卓郎さんのB宝館。ハローキティのグッズ蒐集・片手袋・黒曜石
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「好きこそ物の上手なれ」のことわざを思い浮かべます。
何か 夢中になれるもの あって うらやましいなと思います。
人から 声を掛けられたとき ノーと言わない イェスと言って見よう。実践してみます。

里暮らし このあたりも 15日から50cm位積もって あっという間に まっ白な世界、今日は吹雪いています。